資本主義が、今、バランスを失っている。
未来は大丈夫だろうか?
経営学者ヘンリー・ミンツバーグが言うように企業と政府だけでは社会の問題など解決できると思わない方がいい。
経済的に発展した今日の世界は、社会の再構築を必要としている。
そこで中心となるのは社会的事業であるという。
それは、自分のことよりも社会全体のことを大切に考えられるかどうかにかかっている。
文化人類学者マーガレット・ミードの「少人数の思慮深い人たちのグループが真剣に取り組めば、世界を変えることが出来る。それを疑ってはならない。それ以外の方法で世界が変わったためしがない。」の言葉のように、行動するしかない。
個人が置かれている状況を反映した心理状態が、未来を明るくもするし、暗くもする。
未来のことは不確実であるので、未来志向のベクトルは近視眼的なスケールにしてしまいがちである。
しかし、今こそ、それぞれが未来について考えなければならない時だと思う。