時間とエネルギーを、「世間よし」のためではなく「自分よし」のためだけに使ってしまうのでは社会は成り立たなくなる。
まして他人の時間とエネルギーを「自分よし」のためだけに利用するのでは言語道断であろう。
孔子の「己の欲せざるところ、人に施すなかれ」の有名な一節のごとく、相手の立場に立って物事を考えようとするのではなく「自己中」であるかぎりはブランディングはうまくは進まない。
「三方よし」のスピリットには、「商いの原点」にとどまらない「人間の原点」も感じられる。真の商人(あきんど)には、いつも相手の立場に立ってものを考えようとする、やさしさと思いやりが欠かせない。
世の中に一石を投じたい。そのビジョンを形にする、これがブランディングの第一歩。自分が求めているモノやサービスをつくる。そのために何でも挑戦する。そして格好よく生きていく。その生き様にしかファンは集まって来ないと思う。