少なくても40年前には無かった新しい市場が生まれた一方、既存の市場での競争はますます激化している。
特に日本のような成熟市場では人口減少も相まって、小さくなる市場でのシェア争いはし烈を極め、価格競争が利益率低下を招いている。
既存事業の業績が厳しくなればなるほど、新しいことへのチャレンジにお金もエネルギーも割けなくなるというジレンマが生まれる。そして、このことが業績を悪化させる要因となる。
安定的な収益源をもたない新規の起業にとっては、既成概念にとらわれないことが強みとなって、今までに無かった産業を生みだすことにつながっていく。
それでは既存企業は、どのようにして生き残っていくのか、時代と連動した新しい価値基準を創出することが必要になってくる。そのための発想の転換が行えるかどうかだろう。
独創的
– 何か新しいものを初めて観察することではなく、古いもの、古くから知られていたもの、
あるいは誰の目にもふれていたが見逃されていたものを、
新しいもののように観察することが、真に独創的な頭脳の証拠である。