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プラットフォームの力
同業種のみのプラットフォームは、多様な業種が参加するプラットフォームとは課題が異なり、困難な場合が多いと思う。
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共通点は、社会性のあるテーマを掲げることだが、同業種であるからこそ様々な思惑が交錯することになる。

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目的は共有しているが、それを協働で達成していく過程の中でのそれぞれの目標は、「個性」の確立になるだろう。
そして、その個性を支持してくれるファンの獲得によって、プラットフォームへの信頼度も増してくる。

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「空中大和茶カフェ」は、お茶の生産者と行政職員のボランティアによるプラットフォームである。
チームスポーツと同様に、単なる個人主義や成果主義からはもたらすことが出来ない、組織力(協働)によって全体の進化を図ろうとするものである。

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そして、組織力は、メンバー全員が満足しているチームよりも、多少不満を抱えているチームの方が馴れ合いにならずに優れた成果を上げることができると言われている。メンバーたちが生産的で、協力して優れた成果をおさめ、そしてそのことが評価されて、初めて満足感が得られるのであって、その逆ではない。原因と結果の順序が、一般的に考えられている順序と逆である。

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さらに、メンバーからの不満を恐れず、常に少し高い目標を掲げ、そこに向けて邁進すること。そして、達成感を味わうことで、より強固なチームワークが構築されていく。

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メンバー同士が仲の良いことはチームにとって良いことだが、いくらメンバー同士が仲良くなろうとも、それはチームとして良い成果を上げることの必須条件ではない。メンバー同士の仲が良い事は円滑なコミュニケーションを促進するが、これはゴールの共有にも、それを目指す思いの共有にも直接的には何も影響しない。

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良い成果を上げるチームにとって必須の条件の一つは明確な目標である。自分たちが何を成すためのチームなのかが分かっていなければならない。そしてもう一つの条件としてそこへ向かう想いを全員が共有していることである。誰一人として中途半端な気持ちでかかわっているメンバーはいない。

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良いチームには、メンバー間の切磋琢磨が不可欠である。それは、多様な主張からゴール達成のための最高の選択肢が生まれるからである。そしてゴールへ向かう想いが共有されている場合には不必要な自己正当化は必要ではない。お互いが同じゴールへ向かって本気で向かっていることを知っていて、不要な自己正当化によりゴールからそれてしまうことを避けるためである。

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これがきちんとなされていると、お互いに対する敬意、尊重の気持ちが生まれ、個々の力を結集して前進の力に転化することができる。それがないとゴール達成のためではなく、自分の主張を通し、存在を正当化する状況が生まれるとチームが不安定になってしまう。しかし、また、お互いが仲良くなく、気持ちが不安なようでは成果を発揮するチームにはなれない。

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ゴールとそこへ向かう想いの共有から、お互いに対する敬意と信頼が生まれ、その敬意と信頼によって、組織力を発揮しながら前進していく、それが「空中大和茶カフェ」の取組みである。7年間の継続によって、それぞれが洗練度を増し、それによって見る目のあるお客様を獲得してきた。

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by stylejapan | 2015-08-12 08:56 | 生活創造プロジェクト
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