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人間性の回復
近代になるまでは現代と異なり、“経済”と“生活”とは距離があった。
「近代化」には個人の自由を権利として認め、これまで人々を因習的に束縛してきた伝統社会から解き放っていく力学が働いていた。

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他方で、分散化される個人がバラバラにならないよう一定の共通枠組みの中の歯車として組み入れる反作用も同時に進行する。

つまり、「近代」という時代は個人の分散化と拘束の両面を持っていた。しかし、近年は前者の分散化の比重がより強まることで「近代」が質的に変容しつつある。アトム化社会の進行である。

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そして、激変する環境に対応するために変化を求められる。もちろん変化できないために取り残される状況も顕著になる。ビジネスにおいては競争で優位に立つためには率先して変わる努力を続けなければならない。

しかし、その道筋においては、将来に向けた確固たる目標を持つことが困難になる。また短期的成果ばかりを追い求めていると心が乾いてくることになる。個だけでなく社会も同様にである。

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仕事への感動も薄れるばかりである。仕事がもたらす価値は、他人を豊かにすることにあり、その本質的な狙いは物質的な豊かさではなく、精神的な豊かさであるだろう。

そのことがうまく実現した場合に互いの口から出る「ありがとう」の言葉に互いが幸せを感じるのではないだろうか。


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by stylejapan | 2015-07-30 09:22
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