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個性の確立とブランディング
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サービス産業は、我が国GDPの約70%、雇用の約75%を占め、その動向は我が国経済全体に大きな影響を与えている。

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規模の大きさだけではない。地域経済の振興のためにサービス分野に注目する動きが広がりつつあり、また、製造業においても、いわゆる「サービス化」を戦略的に推進する動きが急務である。

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サービスとは、顧客の価値を創造する役割である。そのことは製造業にとっては、いくつかの大きな課題がある。まず、顧客との接点を持ち、一方通行ではなくて相互交流の中からパフォーマンスに対しての評価を得るということ。そこでの感情的なこだわり(感覚的価値)から愛着心が生まれるからである。

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次に、価値提案の多くは生活に根ざしたものでであるために生活全般に対する幅の広い見識を要すること。誰にでも得意、不得意があるが、そのことは専門領域における完成度が高くなるかもしれないが、顧客にとって価値があるか、時代の完成にフィットしているかどうかとは別の問題である。

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技術的なことだけではなくて、それらと教養、そして精神性のバランスが重要である。「教養」とは社会が抱える問題に対して独自の考えを表明できることである。そのためには多くのことを学ぶとともに、行動パターンを見直しながら様々な体験を積み重ねることが大切になるだろう。

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ブランディングを成功させるためには、志を高く持ちチャレンジを繰り返すしかない。目標を高くかかげたからには、それを支える背景をしっかり作らなければならない。そのことはビジネス以外でも同様である。チャレンジと失敗の繰り返しの中で進化し、意志力も鍛え上げられていくはずである。その姿勢に対してファンが生まれてくるのだと思う。

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そのようなチャレンジの繰り返しの中から生まれてくるのが「個性」だと思う。前にも述べたように、技術やアイデアが優れていても個性が開花しないのは、個性を形づくる理念や精神性が足りないからである。そして、「ブランド」は、事業者がモノやサービスを一方的に提供した結果、生まれるものではなくて、事業者と顧客との間の感情の相互交流(共感や憧れ)の中から創造されるという特徴を持っている。

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by stylejapan | 2014-12-26 09:48 | 生活創造プロジェクト
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