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意志力
闘争逃走反応と言われるものがある。
例えばライオンを見ると逃げ出す。これは自然界で生き残る為のシステムである。逃げている最中にトイレを探している場合ではない。

人間がまだ文明の中で生活していない時はこの「闘争か逃走」を表に出して生きていたが、現代では対人関係においてストレスを感じても、言葉を使って対応することがほとんどで、体を使っての「闘争か逃走」を行うことはほとんどない。
ストレスを感じる対人関係を克服出来なければ、アドレナリン、ノルアドレナリンは使われずに体に残ることにない。そしてストレスホルモンの効果が続くことになる。

ストレスホルモンが分泌されると思考や創造性を担う脳の司令塔と言われる前頭前皮質の働きが弱まることになる。この前頭前皮質が弱まると、今、何が大切か、自分は何をすべきかといった思考はなくなると言われている。

自己を守るために合理的と思われる言い訳を考えることによってストレスを回避しようとする。また報酬や成果に置き換える人ほど、それらが何をもたらすかを考えなくなると言われている。

太古に人類が生き残るための武器だった「本能」が、今となっては大切なことに向き合わないなどのマイナスの結果を引き起こすことが多くなっている。
それには、進化の中で獲得してきた「意思力」を用いてその「本能」をどうやってコントロールしていくかが課題となり、意志力を鍛えた人ほど自らの夢を獲得できる能力を身につけることになるだろう。






by stylejapan | 2014-12-22 08:37 | 生活創造プロジェクト
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