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人口減少〜市町村の消滅
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生きているという実感は、“ぬくぬく”とした状態に身を置くことでは得られない。

以前にも述べたが、人にはそれぞれ独自の存在意義がある。自分の存在意義は自分自身で見つけて、達成していくことが人生の在り方だと思う。
官民を問わず組織で働こうが、組織のトップであろうが、「仕事」は、自分の存在意義を見出し、それを高め、社会に貢献する一つの手段にすぎない。
自分のユニークな点がどこにあるのかを知るためには、新しいことにチャレンジして探すしかない。
そのチャレンジが、自らだけでなく周囲にも感動を与えるものであれば、そのことは生きているという実感につながるはずである。

社会空間を活性化させるとは、そのような状況を導くことだと思う。

人口減少とその偏りの速度が想定以上のものになり、2040年には地方自治体の800ヵ所以上が消滅するとの予測が発表された。若い人たちも住みたくなるような魅力ある街づくりが課題となる。そこかしこで大型ショッピングモールや大企業の誘致、観光客へのPR活動に力を入れている状況ではないはずである。
おそらく、それらの発想は時代感覚から大きくずれていると思う。
上の図にあるように、PRとは、第三者を通じて伝えてもらうことであり、現状を発信したいとする行為は、PRではなく純粋に広告であり、それには多額の費用が発生しているはずである。
広告に多額の宣伝費を費やしている企業においても、その効果判定は容易ではなく、それ以上に広告が効かない時代になったことを痛感しているはずである。
広告の前段階においてはマーケティング発想によって、魅力を形成することに力点が置かれなければならない。
ブランディングしようとするのであれば、それに対する信念が特定の見込み顧客層から支持されなければならない。

短期的成果を求めようとしても、事業の成功は一時的な流行現象の上に築かれるのではなくて、時代の潮流の上に築かれる。

テレビや雑誌で紹介された場合には短期的な成果をもたらすかもしれないが、経営に貢献するほど長続きはしない。スタッフを増員し設備投資をしたにもかかわらず関心が消滅した時には大打撃を受けたりする。

時代のトレンド=“消費”トレンドでもない。
そのような捉え方は、“ぬくぬく”とした状態に身を置きながらの他者への依存心にまみれた発想であるだろう。

地域を活性化させるとは、自らの変革を伴なう、チャレンジの連続が有効だと思う。そのためには、それぞれが自らの殻を脱ぎ捨て、どうすれば出来るかを考え尽くす。これこそが、唯一の原動力になる。













by stylejapan | 2014-09-05 10:17 | 生活創造プロジェクト
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