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新しい働き方
消費のためのお金を稼ぐために働くのではなく、生き甲斐を求めて経験のために働くことが目的になってきている。これに伴い企業と労働者の関係も変わってくる。

経営組織論の世界的権威で、英タイムズ紙の選ぶ「世界のトップビジネス思想家15人」の一人に選ばれたロンドンのビジネススクールの教授リンダ・グラットンは、その著作において、大企業に属した会社員という働き方が、ここ10数年で終わる可能性があると説いている。

今から心掛けていく働き方(生き方)には以下の3つのポイントがある。
1)社会で通用する技能の習得とファンの獲得
組織内でしか通用しない働き方(生き方)を捨て、広く社会に通用する高度な専門技能を複数習得する。新たな取組みにチャレンジする中で連続的に起こる課題を克服していく過程において自らをブラッシュアップさせていく。その結果、能力が向上し働きぶりにファンがついてくる。

2)協働による信頼関係の構築
組織においては上司と部下という関係ではなくて、ピッチ上のサッカー選手のように個と個の能力に対する信頼関係で仕事を進めることから、慣れ合いが後退して個の力で働いていくために自立心が育まれる。
その結果、孤独感が生じる場合もあるが、他の人たちとのつながりによる協働体験によって信頼関係を構築していく。

3)情熱を傾けられる体験に価値を置く
所得を増やして購入し消費することが目標でなくなり、体験に重きを置くような生き方に価値を求めていく。
by stylejapan | 2013-04-03 04:05 | 生活創造プロジェクト
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