前にも述べたが、良い発想は、時代とともに歩みながら、好奇心が旺盛で、無意識のうちにも社会をリサーチしてきた生き方から生まれる。
そこから、仕事に対する「想い」と「情熱」、社会に対する「愛情」が生じてくるだろう。
だからこそ、その発想に社会が期待を抱くのである。
自分の内側から湧き出る情熱を持てない人々は、必然性の無いもので活性化を進めようとする。
それらは、自らの欲求不満をそこに落とし込んでくるタイプではないか。
人生は自分を開発していくプロセスと捉えることで、好奇心が芽生え欲求不満につながらない生き方になると思う。
自分の多様性に気づき、それをブラッシュアップさせながら、社会の中で役割を発揮し続ける人は輝いて見える。
精神が健全であるとは、好奇心が失せない状況とWHO(世界保健機関)のウエルネスな状況の定義にもある。
その意味で、健全な社会の実現のためにはそれを構成する個々人のひとりでも多くの精神が健全でなければならない。
そのことは何が地域の活性化につながるかを考える際にも手掛かりになるだろう。