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消費が持つ様々な社会的意味
僕たちの身の回りにあるモノは労働の産物でもあるわけだが、それらは有用性、必要性といった観点だけでは説明できない。

マスメディアの影響を受けて購入したものもあるだろう。
美容や健康への強迫観念を喧伝されて影響されて購入に至ったモノもあるだろう。
飲んだだけで、つけただけで、健康になったり、きれいになったりするような特別なモノはあるはずがないのに・・・

そのような消費のあり方に恐らく大多数の人が違和感として薄々感じていることではないだろうか。

ポスト資本主義といわれる生活者主権の時代は、モノ自体に潜在的価値がないことを冷静に気づかせてくれるようになると思う。

昨日、出会ったシャツに対して想い入れのあるシャツメーカーの青年は、形状記憶シャツをやめて朝起きてからアイロンをかけながら一日をスタートさせるというライフスタイルを提案したいと言っていた。

ポンテデピエという靴下が、デパートの靴下売り場で売上記録を更新していく理由もモノの使用価値以上の新たな価値を創造しているからに違いないと思う。
by stylejapan | 2012-04-19 10:52 | 生活創造プロジェクト
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