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敷居はあるのか
どれぐらい高いかは別にして、憧れの対象には敷居はある。
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ブランドづくりや空間づくりにおいても、多少の入りにくさは、奥深さにも通じる。人間がやることは両面あるので、入りやすいものは、意外と出やすい。

それらの奥深さを形成する源泉は“教養”でしかない。そのジャンルの歴史や文化が現在、どのような形で展開されているのか。そしてその未来はどうなるのか。中小企業こそ“教養”が必要である。広くて深い教養がなければ、何をどう分析して選択すれば良いのか分からない。分からないから安易な道を模索することになる。

世の中は過去の積み重ね、世紀の大発明は過去の小発明の積み重ねに過ぎない。目先の利益の前に、まずは見聞を広め、幅広く学ぶことで、突破口が見えてくる。必要なのはノウハウではなくて、「結局、なぜその仕事をしたいのか?」という理念である。






# by stylejapan | 2016-04-26 08:32 | 生活創造プロジェクト
ブランディングにおけるリスク・マネジメント
自らのブランドがメディアに取り上げられたり、他者ブランドとの連携が行われたりする場合、特定の店で取り扱われたり、あるいは不特定多数を対象とするネットで販売された場合、重要なのはそのことに対して、消費者の評価にどのような影響を及ぼすのかを慎重に検討しなければならない。
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特に他ブランドとの提携の場合、そのことが好ましい印象を与えることができれば、強固なブランド提携が構築できることになるが、その逆もありえるためにブランドの力学を考慮しなければならない。

ブランド提携において、それらのブランドの力学と、如何にして消費者は評価し、選択するかを完全に理解しておく必要がある。特定のメディアで紹介される、紙面で読者プレゼントを行う、これらも相手ブランドへの協力とみなされる。

無名ブランドが有名ブランドと提携した場合のブランド評価が研究されているが、無名ブランドにとって有名ブランドとの提携は消費者に好ましい影響を与える場合が多いものの、それぞれのブランドの評価いかんによってはその影響がマイナスになることが指摘されている。

ブランド提携において、相手側のブランド価値が低下するようなネガティブな行動や事件が発生する場合を考慮し、その影響を最小化させるためのリスク・マネジメントが行われなければならない。









# by stylejapan | 2016-04-24 07:34 | 生活創造プロジェクト
優秀な人材やファンの創造はブランディングの果実
強く思えば、前進できる。必要なのは、意志の力。
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今行っていることを、いかに改善した方法でやるか継続的に模索し 、実行に落とし込むことが目標となる。

そのチャレンジが、世の中の課題を解決しようとする取組みであれば共感が生まれ、優秀な人材やファンが集まってくる。自分らしい製品やサービスができれば、ファンや顧客がアシストしてくれる。







# by stylejapan | 2016-04-20 10:20 | 生活創造プロジェクト
ビジネスに必要なマインド
ブランディングまで到達しない大きな理由は、職人としての仕事しかしておらず、真の経営者としての思考も行動もできていないからだという見方がある。
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例えば、美味しい料理を提供できればよいと考え、レストランを開業するが、この職人型の発想では、成功はおぼつかない。成功する人は、料理をつくるのではなく、売れる仕組みを考える。

ほとんどの中小企業は、生活の糧を得るために働くオーナーが営んでいる。やるべき仕事をしているがそれ以上のことはしていない。

自分で仕事をして、仕事を作り出して、自分だけの収入をコントロールし、仕事をする場所を創り出しているだでけある。これらの活動は、まったくもってビジネスとは言えない。

ほとんどの中小企業のオーナーは、庭造りをする庭師であり、悩める人を癒すセラピストであり、板材を加工する技術者である。つまり、経営者ではなく、作業者として、働いているにすぎない。

本当の意味のビジネスとは、生活の糧を得るためや食べるためより、ずっと社会にとって意味のあること、より重要なこと、より壮大なこと、より可能性のあること、それら価値あることを創るために行っている。だからこそファンが生まれる。 Michael E. Gerber







# by stylejapan | 2016-04-18 10:58 | 生活創造プロジェクト
不易と流行はワンセットで実践する
「不易」とは、いつまでも変わらないことであり、「流行」とは、時代時代に応じて変化する、社会に流れ行く現象のことを言う。
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ブランディングにおいては理念が「不易」にあたり、確固たるビジョンがなければ、基礎が確立せず、主体性を見失い、方向性も定まらずフラフラすることになる。

回転する独楽(こま)に例えるならば、理念は独楽の軸である。回転軸が真っ直ぐに立っていると、長い時間回り続け、なかなか倒れないが、この回転軸が傾いていると、すぐ倒れてしまう。
理念が無いから、目先の売上や利益などの数字に振り回され、しまいには目が回って倒れてしまうことになる。

「流行」については、時代は刻々変化するために変化するものをキチンと理解しないと新しい発展もないが、目先の価値観、目先の利益、目先の対応にとらわれていると今は良くても、そのうちに陳腐化することになる。もちろんブランディングにつながることはない。

不易と流行はワンセットで理解しなければならない。
流行を知ることにより、そこから新たなものごとの見方が生まれ、常に流行を知ることにより、知識は絶えず蓄積され、更新され、そこから普遍的な真理(不易)を導くことができる。この不易を基礎(理念)とし、そして時代の流行を知り、対策を練り、実行して行くのがブランディングの方法である。








# by stylejapan | 2016-04-17 07:00 | 生活創造プロジェクト