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街づくりは個性的な生活を積極的に支える活動
近代都市計画の父と称されるパトリック・ゲデスは「進化する都市」の中で、真の地方開発について、「その地方と地域の条件を充分に利用するよう具体化するものであるし、地方と地域の個性を表現するものでなければならない。もしそうでなければ・・・、経済的浪費と実際的失敗という仕返しを受ける」。

そして、地方性は、「すべての環境の適切な把握と取り扱いの過程を通じ、かつ問題にされている場所の本質的で個性的な生活についての積極的な共感を通じてのみ、充分に理解されるものである」。

街づくりにおいて大切なことは短期的成果を目指さないこと、それが公共の福祉にかなっているかを考えることの重要性について説いている。


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by stylejapan | 2017-01-29 10:03 | 生活創造プロジェクト
地方社会の再生 その2
地域社会の再生は、大衆化路線ではうまくいかない。

中心市街地に広がるシャッター通り。その再生のテーマは「豊かに生きる」がテーマだと思う。必要なのは「人間の人生」を基本にとらえることであり、そのためには大衆化ではなくて多様な個人を尊重する社会空間の再構築が課題であり、ライフスタイル感のある個性的な商店やカフェの出現が住民に希望を与え中心市街地の活性化にもつながっていく。

すでに「モノの豊かな社会」になり、その社会をどう捉え直していくのか、それはショッピングモールやコンビニの出店によって満たされるものでもなく、心の豊かさを探究する社会への転換、平坦な大衆化社会から如何に脱出していくかが問われている。

地方の商店街で行われるイベントや空き店舗を活用した中途半端なコミュニティ・カフェからは、真の商業に疎いことが見てとれる。商業は時流適応業と言われ、昔ながらの営業形態のままで、消費者の嗜好の多様化に対応できないと競争力を失う。

商店は「物売り」ではない。魅力的な空間と共感されるライフスタイルを提示し、それに触れた人の行動を喚起し、ポジティブな気持ちにさせる価値を提供し、自律的に生きようとする提案を行い、それによって「共感」「信頼」を得ていくのが本来の商店のあり方である。

そのような信念、個の想いがある個性的な商店の創出を促し、多様な商空間を構築することに集中することこそが中心市街地の再生につながるはずである。







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by stylejapan | 2017-01-28 08:09 | 生活創造プロジェクト
地方社会の再生
あまりにも経済に意識が向き過ぎた結果、地方の中心市街地は衰退の一途をたどり、少子高齢化の状況が見てとれる。今こそ「豊かに生きる」という意味の原点に立ちかえるべきである。

それは、生きる上での多様性の確保であり、それに向けて社会の仕組みを変えていく活動をしなければならない。そこで大切なのは個々の「意識」である。それは、これまでの「支え手」と「支えられ手」を画一的に分かつ社会ではなく、自らの意思と選択により「支え手」として生き、自らの社会的役割を実感できる、いわば、ひとりひとりが社会の主人公となる社会である。そこでは「協働」がキーワードになる。

マズローの言葉を借りれば、社会との関わりを軸とする、「社会的欲求」、「自尊欲求」、さらに高次の欲求である「自己実現欲求」を充足する生き方を探究し、それぞれが自立・参画し、自己実現が図れる社会の構築である。ことにコミュニティーの再生を通じてもたらされる「安心」や「ゆとり」「支え合い」など、「新しい豊かさ」を見直し、安心して頑張れる社会を確立することが大切である。この「新しい豊かさ」を追求する中で、生活ニーズに根ざした、新しい付加価値を創出していくことこそが、地域社会の再生につながるはずである。

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by stylejapan | 2017-01-24 08:13 | 生活創造プロジェクト
個々が社会の主人公
日本社会には、集団主義や画一主義をベースとして、組織や社会へ同調することを重んじ、個々がどんな生き方をしたいのかという、本来の主体的で、自立化しようとする人の原点を封じ込める風土があった。

このことは経済成長至上主義との相性は良かったが、同時代を生きる者同士の関係性を希薄にする要因になったかもしれない。本来、人が持つ健全な心理は、様々なことに興味を持つことで人生を複線化し、自らの生き方に多元性、多様性を持つことで環境変化に強い自立的な存在となるように働いてくれる。

自己表現、自己実現の場が拡大することによって、多様な人たちとの出会いが生まれ、そのことによって、新しい自分やそれまで気づかなかった自らの潜在能力の発見につながったりする。そこから社会との関わりを軸とする、社会の担い手としての自覚につながり、個々が社会の主人公である社会が生まれるようになる。そこでは誰もが人生の豊かさ、奥深さを感じることができる。

今の時代の閉そく感を打ち破るには、そのような個々が主人公になれるような社会空間である「コミュニティー」に作り変えなければならない。それには、従来の「帰属型」ではなく、より能動的で、多様性を大切にした社会を創出していく「活動型」コミュニティーを目指すことだと思う。






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by stylejapan | 2017-01-17 16:39 | 生活創造プロジェクト
魅力ある仕事づくり
反グローバリズム、保護主義といった内向きな世界が広がりつつある。これが時代の潮流だとすると、今後30年間くらいはその傾向が続くかもしれない。

モノに対する需要は後退している。従来のような次から次へと消費形式を更新させ、次々と新しい消費財を手に入れるといった成長性を失っている。モノから解放されたいという意識が広がりつつある。

情報から解放されたいという動きもある。アメリカでは若者を中心にSNSの投稿に時間を費やすより、リアルに「会って会話する」ことの方を大切にしたいという考え方が広がりつつある。

量の経済から質の経済への転換期である。短期的な売上、利益の増大を目指すよりも、社会に価値をもたらすことに主眼を置く必要がある。そのためには「共感」がキーワードになると思う。








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by stylejapan | 2017-01-06 06:59 | 生活創造プロジェクト
For great experiences and adventures!
世界はバランスから出来ている。
尊敬される政治と行政、信頼できる企業、社会をよい方向に変えたいとする社会的動き、これらが協働し、新しい世界への進展を予感できれば皆が希望を抱く社会になる。

アメリカは、能力を十分に発揮したい人たちが世界中から集まり、祖国にとどまる人たちもアメリカを模倣してきた。そのアメリカが大きくバランスを失いはじめている。
アメリカの繁栄には、政治活動、経済活動、市民活動のバランスが背景にあったが、近年、市場経済が幅を利かせ、企業のための社会を生み出したことにより、上位1%の富裕層に富が偏在するようになり、政府と地域コミュニティは弱体化し、アンバランスな状態に陥っている。

スコットランドの歴史家アレクサンダー・タイトラー/Alexander Fraser Tytlerは、200年以上前に今の民主主義の状況を予言していた。
「国の政治の形態として、民主主義が永遠に続くことはありえない。選挙の投票によって国庫から恩恵を引き出せることに有権者が気づけば、民主主義は続かなくなる。その瞬間から、有権者は常に、国庫から最も多くの恩恵を与えると約束する候補者を勝たせるようになる。その結果、放漫財政により民主主義は崩壊し、行き着く先は独裁と決まっている」。

世界中が内向きになる時代の中での高次の目標は、社会のバランスを取り戻したという業績を次世代へのレガシーにすることだと思う。
「少人数の思慮深い人たちのグループが真剣に取り組めば、世界を変えることが出来る。それを疑ってはならない、というより、それ以外の方法で世界が変わったためしがない」というマーガレット・ミードの言葉の通り、そのようなグループが単独で、あるいは他のグループと連携して社会性のある行動を積み重ねて、社会を良い方向に変えていくことを期待したい。














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by stylejapan | 2017-01-03 07:41 | 生活創造プロジェクト