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客観的視点
モノづくりは近視眼的になりやすい。

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俯瞰的に見ることが難しくなることが多い。
細部が気になるのは当然だが、完成度を高めるには全体のバランスやつながりを重視する思考態度が大切である。

モノからでも、やり方からでもなく、何故?それを大切に思うのか、何故?やろうとしているのか、
それら全体をこだわるという思考態度が身につくことにより、視野が広まり、モノゴトに好奇心が持てるようになり、ひらめきを生むチカラも強くなると思う。

常にゴールを思い描きながら、そのための目標を定めながら進めていく人こそが成長していく人だと思う。






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by stylejapan | 2015-05-31 14:35 | 生活創造プロジェクト
「頭の固い思考態度」
80年代を支えた個人主義への反発から、90年代ぐらいには、公共性という言葉がポジティヴなものとして、普通に暮らしている人々のあいだから聞かれるようになってきた。「自分への閉じ込もった状態」を脱し、その外へと向かおうという風潮である。

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地方における産業の活性化においても、その成長の原動力になるのは、「自分への閉じ込もった状態」および「固定された発想」からの脱却であり、すなわち「成長する思考態度」を持つことにほかならない。

人間の持つ知性や創造力はその人に備わったものとして、自らの成長の可能性をあきらめるのではなくて、「学びたい」という欲求を常に持つことこそが「成長する思考態度」につながると捉えることである。

時代の流れのこと、社会が抱える課題、ビジネスでいう「三方良し」といった相手のこと、あるいは、挑戦を喜んで受け止め、逆境にぶち当たっても悠然と立ち向かい、すべてはゴールに向かう「通過点」と捉え、批判から学び、他人の創造力からも「インスピレーション」を受けようとする姿勢など、その根本にあるのが「成長する思考態度」である。

いわゆる「頭の固い思考態度」であれば、今自分が行っている「過程」に意味を見いだせないが、「成長する思考態度」は、自らの理念にもとづく「目的」を達成させるために「自分への閉じ込もった状態」を良しとしないために成長が可能になるのだと思う。






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by stylejapan | 2015-05-30 10:52 | 生活創造プロジェクト
脱物質主義化
現代の資本主義はすでに従来のような拡張性、成長性を失っている。

人々は消費様式を絶え間なく更新させ、次々に新しい消費財を手に入れることを求めるといった見方で成長させることができる状態にあるとは思えない。

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1.消費行為が日常生活の主要関心事となり、 人々は生産ではなく消費を通じて、生活の充実を感じるようになる。
2.消費行為は、優越性の誇示や確認という意味をもつ。
3.消費行為は他者と自己を区別する、すなわち差異化をはかるための手段となる。
4.人々は消費様式を絶え間なく更新させ、次々に新しい消費財を手に入れることを求める。

人々は脱物質主義化しており、2、3 のような意味で消費に対して十分熱心であるとは言えない。生活に追われる人々は、さらに 1 の条件すら満たしていないかもしれない。
他方、消費者は別の意味で、現在もなお消費生活の高度化を目指しているようであり、食事や衣服、娯楽や文化的消費に対する消費者の欲求水準はますます高まっているようである。しかし、それらが目指していることは、上記 1~4 のいずれとも言いがたいものである。

最初に『消費文化』と題する書物を執筆した Celia Lury は、「消費文化は物質文化の特殊形態であり、欧米社会に 20 世紀後半に現われた」ものであると述べている。
「第一の消費文化」とは、次の二つの原則に基づいた消費を中心とする文化である。
1.何らかの機能的価値をもつ新しい消費財を通じて、生活を便利で快適なものにしようとする。
2.消費において量的な多さ、豊富さを肯定的に評価し、それを追求しようとする。

第二の消費文化とは、次の二つの原則に基づいた消費を中心とする文化である。
1.他者や社会集団との関係に配慮しつつ、消費行為に、優位性を示す、差異をもたらす、目立つ、帰属意識を表明するなどの意味をもたせようとする。
2.機能的価値が疑わしく、非合理的で常識的秩序に反するようなものであっても、むしろそうであること自体に意味を見出して消費しようとする。

第三の消費文化とは、次の二つの原則に基づいた消費を中心とする文化である。
1.消費財やサービスの「機能的価値」ではなく、「精神的価値」を持続的に追求し、その観点から消費の質的充実を目指す。
2.意識的であるか無意識的であるかを問わず、自然および社会に対する負の影響を回避し、その安定に資するような消費行為を行なう。
このうち 1 は、第一の消費文化が機能的価値を追求し、第二の消費文化が社会的価値を追求するのと好対照をなしている。精神的価値とはもっぱら内面的、心理的な意味をもち、外面的な成果や機能は発生しないような消費の価値を示すものである。

第一の消費文化と第二の消費文化も、なお姿を変えつつ拡大傾向にある。しかしその間、第三の消費文化は、おそらくそれ以上に大きく成長している。今や、第一の消費文化、第二の消費文化を中心とする消費財であっても、第三の消費文化の要素を取り入れようとすることが多く、それなしには、成熟した消費者の関心を集め、満足させることができないと言っても過言ではない。







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by stylejapan | 2015-05-28 07:50 | 生活創造プロジェクト
柔らかい組織による進展
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協働型の活動には、行政主導である場合や民間主導である場合もあるが、それぞれにおいて長短があり、最も良いとされるのは「相互推進型の協働」であるといわれている。

また行政組織におけるリーダーシップとは、使命を達成するために組織能力を最大にし、事業者との対話を繰り返し、その姿勢とそこから生まれた政策によって、事業者の自発的な自助努力を誘発することにある。

集団活動には、その結果として参画者の「高いモチベーション」、「高い目標意識」、「高い社会性」という3つの成功要因が特定されている。高いモチベーションの土台には「連帯感」があるとされている。活動に対して傍観者のような意識では活動への貢献は期待出来ない。

高い目標意識の裏側には、個々の日々の努力による進展が必要である。その進展は他の参画者の奮起を促すことにつながる。高い社会性を持つには理念やヴィジョンが整理されているだけでなく、具体的な行動が伴っていなければならない。その行動が社会からの共感につながる。

そして集団組織の動き方としては、リーダーによって率いられる「中央集権型」と参画者それぞれの自律的意識に基づく「ネットワーク型」があるが、地域再生という社会性を考えた場合には、後者のように独立心を育みながらイノベーションを促す「柔らかい組織」の方が機能すると考えている。








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by stylejapan | 2015-05-26 19:49 | 生活創造プロジェクト
トータル・コーディネーターになる
「人生をより良く生きたいと願う人々にいつまでも愛用して貰えるモノやサービスを創造する」こと。
そのことが実現できるのは社会が抱える課題に向き合い、卓越性を追求した結果である。

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今は複雑な時代である。昔のような単純な労働の充実では複雑さに対応できなくなってきている。かつては働く意味なども深く考えなくても良かったが、社会の急速な展開によって、それまで想像しえなかったカタチでの仕事が生まれてくる。同時にどのようなカタチで社会と関わっていけば良いのかという精神的に不安定な状況に陥ってしまう時代になった。

今の時代は誰もが、ひとつの歯車になってしまっているので自己完結がしない。特に経済軸のみの価値観が当たり前になった日本では、アップル製品やジャンボ機の機体、人工衛星のパーツのかなりの部分に日本製の部品が用いられていても、文字通りパーツでしかなく、希望を抱かせる「未来」を発明してはいない。

確かに職人の世界は、経済軸よりもこれまでの文化の蓄積、精神を伴なって励んできた。この点では卓越したものがあることは間違いない。しかし、その多くは単眼的な卓越性の探究であって、かつてのウォークマンを生みだしたような冒頭の「人生をより良く生きたいと願う人々にいつまでも愛用して貰えるモノやサービスを創造する」ことではない。

発想を変えるのは学習の積み重ねしかない。学習することで自分の中に変化が起こる。教育制度にあるような理科系や文科系の区分があるような学習ではなくて、まずはビジョンを掲げた上で、今を生きる人たちに向けての関心を高めること、そして様々なことへの好奇心が持てる自分を目指すことが有効だと思う。




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by stylejapan | 2015-05-23 10:34 | 生活創造プロジェクト
多様な価値軸
日本社会は何事においても同調圧力が働く傾向があるが、地方社会においてはさらに顕著になる。ビジネス競争においては、他との違いが重要になるが、一方で違うことをやると「皆と同調しろ」では矛盾している。本来、個性は社会の何らかと対峙する中で生まれ、成長していくものである。これらの課題解決のために有効なのが切磋琢磨するためのプラットフォームである。

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ネットワーキングという言葉は、J・リップナック、J・スタンプスによる『ネットワーキング―/ヨコ型情報社会への潮流』(1984年)で初めて定義され、やがて一般に使用されるようになった。著者は社会学者である。ネットワークにおいては、それぞれが独自のビジョンを示すことが歓迎される。しかし社会的課題を解決するのが共通の目標であることには変わりがない。そこは自分の創造性を伸ばしビジョンのブラッシュアップを図るための実験的な場である。「個人が抱くこだわり」、「社会への愛情」「誰よりもレベルの高い仕事をする」「自らのビジョンはどんなことをしても達成させる」「誰よりもスマートにこなす」といった、その人なりの極めて強い社会性や価値観、美意識を持つ人の参加によって切磋琢磨の状況が効果的に生まれる。

日本は経済大国である。
しかし、あまりにも経済一辺倒に染まってしまったために、売れてなんぼが正義だとする価値軸に対抗する別の価値軸が育っていない。高度成長期は消費に浮かれたとしても、バブルがはじけても結局は経済軸のみで、豊かさを実感できる軸が持てないである。
経済至上主義による弊害をどこかで出し抜くには文化しかない。それは経済的合理性から生まれるものではなくて、経済学者であり、特に文化経済学者としてよく知られているスロスビーが挙げている、「美しいという価値」「心を動かす精神的価値」「社会との関係をもたらす社会的価値」「過去との関係がもたらす歴史的価値」「真実がもたらす本物の価値」などの文化資本である。そして、これらが経済軸に対峙する価値軸だろう。






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by stylejapan | 2015-05-21 23:31 | 生活創造プロジェクト
ヒポクラテスの宣誓
民間企業、公的機関の別を問わず、無責任な行為は絶えることがない。
一般的にプロフェッショナルとは、知識や技能に裏打ちされた職能で報酬を得る人全般を指すが、その語源は、“profess”(=宣誓する)に由来する。

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医学の父といわれるヒポクラテスは、同時にプロフェッショナルの元祖と呼ばれる。「倫理を誓う」ことが「プロフェッショナル」の原義であり、仕事における自律性と私欲のない公益性を重んじた。「お金を稼ぐために仕事をする」のではなく、仕事をするために必要な経費を補填してもらうという意識である。社会性を抱いて仕事をしているかどうか、社会的課題の解決に向けて、知識や技術を駆使して仕事をするのがプロフェッショナルであって、使命感もなく、探究心も持たずに自分のためにカネを稼いでるだけではプロフェッショナルとは言えない。

一般人の知識が及ばない分野、一般人がその是非を判断できない地位、一般人が信頼している社会的役割、それらへの信頼に対してプロフェッショナルとしての探究心が求められる。ドラッカーは、世の中をつくるのは、普通の人であり、誰でも一流のプロになれると言い続けていた。加えて、能力が人を変えるとも述べている。

「自らの成長のために最も優先すべきは、卓越性の追求である。そこから充実と自信が生まれる。能力は、仕事の質を変えるだけでなく、人間そのものを変えるがゆえに、重大な意味をもつ」(ドラッカー「プロフェッショナルの原点」)





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by stylejapan | 2015-05-21 11:25 | 生活創造プロジェクト
動詞のデザイン その5
デザインを「社会を豊かにするための創造性を生みだす終わりのない思考活動」と定義づけた場合、そこに求められるものは今の社会が持つ課題を解決しようとする「思想や理念」であり、それがモノづくりやお店づくりであれば、量の経済の進展で後退させられた仕事に対する「喜び」の復権を目指すことだと思う。

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ニュースを見ていると、どこかのメーカーの営業利益が何十%も減少し、その原因は為替の変動であるとか、商品に国際競争力が無くなったためであるとか報道されたりする。しかし、そもそも利益とは一体何なのかと考えると、それは単純に利益とは売上から費用を引いたものということではなくて、企業が生み出した価値の大きさのことであり、企業活動の成果でなければならない。

ドラッカーは、「マネジメント」の中で「利益とは、原因ではなく結果である。マーケティング、イノベーション、生産性向上の結果手にするものである。したがって利益は、それ自体致命的に重要な経済的機能を果たす必要不可欠のものである。」と述べている。
利益は「原因ではなく結果である」ということは、企業は利益を目的として事業を継続するのではなく、思想や理念(ビジョン)を達成するために事業を継続し、その結果利益が創出される、ということである。つまり、企業が理念(ビジョン)を達成するために行う事業活動の中で、企業を継続させるために創出しなくてはならないもの、それが利益である。

また、「利益」と「儲け」は全く異なった意味である。投資という観点から見た場合、企業の理念に共感したのではなく利益の最大化を目的として株式を購入する人間が株主になると、企業自体の目的も利益の最大化になってしまうという現実がある。この解釈だと、利益(儲け)とは、それ自体が原因となり得る結果であるということになるが、そのことが、全国にシャッター通りを生み、モノづくりの喜びを奪った原因であることも考えなくてはならない。経済成長が「手段」から「目的」に変わってしまったからである。

冒頭に述べた、「仕事に対する喜びの復権」のためには、想い、理念から始まる社会への問いかけがあり、「なぜ、それを提供しようとするのか」とか「なぜそのサービスを行おうとするのか」に対して明確に回答できなくてはならない。そうした製造業やお店、サービス業が増える流れを育んでいくことが豊かな社会につながっていくと思う。






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by stylejapan | 2015-05-20 11:14 | 生活創造プロジェクト
経験は創造性の対極
「理にかなっている」ということは、知識や経験に基づいていて、多くの場合、その正当性が説明できる。
しかし、知識は過去から得られるものだから、安全であり、時代遅れでもある。そこにオリジナリティは存在しない。


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経験は過去の状況や問題を解決しながら築き上げたものである。しかし、現在の状況は過去の状況とは異なるために、過去の解決策を用いて新しい問題に立ち向かうには、解決策を現在の状況に適合するように変えなければならないはずである。


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自分が正しいと説明できることの多くは、発想が既成の概念にとらわれていて、頭が固いという印象を受ける。
状況を進展させるには「創造性」こそが意味をもたらし、知識や経験にとらわれている状況は、未来を発明することはない。
なぜそうなるのかは、マズローの人間性の本質にある安全でいたいという低次の欲求が克服できていないことからだろう。


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理にかなっているということは、退屈につながる。時代は変化していくという事実よりも自分の心の内側に関心を向けて、自分自身の正しさにしがみついている。過去から未来に向かう中で、現時点はどこに位置するのか、それを認識した上で、どこへ向かっていくのか、心が未来に向けて開かれなければならない。
理に道徳的な雰囲気が漂い、また薄っぺらのアートもどき活動などで本来の創造性を茶化してしまうと、さらに未来を見えないものにする。


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切磋琢磨の機会が少ない環境で、変化を嫌い、伝統を好み、同程度の欲求レベルの同胞と群れを形成する風潮が主流になれば、創造性の「場」は後退することになる。
大切なことは、それぞれが低次の欲求レベルを満たして、切磋琢磨の環境に中でより高次の欲求レベルにステップアップさせることでしかないと思う。そこに必要なのは、「自分」がどうなりたいのかというビジョンである。








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by stylejapan | 2015-05-17 08:43 | 生活創造プロジェクト
「コトラーのマーケティング3.0」からの引用
「フィナンシャルタイムズで最も優秀な経営思想家のひとりに選ばれたダナー・ゾーハーによれば、創造性は人間を地球上の他の生物と分かつものであるという。創造性を持つ人間は自分たちの世界を形づくる。クリエイティブな人は自分自身と自分たちの世界を向上させるために絶えず努力する。創造性は人間性や道徳性や精神性の中に表れる。

アブラハム・マズローは、人間には生存(基本的ニーズ)、安全と安心、社会への帰属、承認(自尊心)、自己実現(意味)という5段階の欲求があることを明らかにした。また、高位の欲求(自己実現)は低位の欲求が満たされて、初めて満たすことができると主張した。

人間の非物質的側面や永続的な現実を暗示するものを重んじるという精神性の定義は、創造的社会においてこそ本当に意味を持つ。科学者やアーティストは、往々にして物質的充足を捨てて自己実現を追求し、お金で買えるものを超越した何かを手に入れようとする。それは、意味や幸福や悟りであったりする。物質的充足はたいてい最後にくるもので、自分が達成した成果に対する見返りである。

創造的社会の時代においては、人間のニーズや欲求に対する見方を変化させ、生存欲求よりも精神的欲求が高まり、消費者は自分たちのニーズを満たす製品やサービスだけでなく、自分たちの精神を感動させる経験やビジネスモデルも求めるようになる」

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①生理的欲求
食欲・性欲・睡眠欲など人が生きるために必要な欲求

②安全の欲求
苦痛・恐怖・不安などを避け、安全・依存を求める欲求

③愛情と所属の欲求
愛し愛されたい、所属していたいという欲求

④承認の欲求
社会、仲間から評価、尊重されたい、注目されたいという欲求

⑤自己実現の欲求
潜在能力を発揮して、最善を尽くしたい、人生に意味を見出したい、社会に貢献したいという欲求









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by stylejapan | 2015-05-14 09:27 | 生活創造プロジェクト