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ブラッシュアップミーティング
ブラッシュアップ・ミーティングは、皆が“社会”を実感できる機会だと思う。

それぞれが「想い」を開示することで、互いの共通点や相違点が飛び交い、無機質な会議室を豊かな社会空間に変えてくれる。

それぞれがどのような価値観や目的を持って活動しているのか、どのような葛藤を持っているのかが露わになり、互いの理解が深まってくる。

意見を述べている人に自分を投影させたり、自分の考えに対する皆の反応によって課題が確認出来たりする。インターネットでのやりとりとは異なり、それぞれの表情や、仕草などに配慮するということも生じる。インターネットは、そういう配慮なしに一方通行で発信する場である。
こうした社会空間におけるそれぞれの振る舞いや配慮といったことから豊かなインタラクションが実感出来る。

このブラッシュアップミーティングで分かることは、人と人は共通の価値観や信念によって結びつくのではなくて、このような空間形成を協働で作り上げているという事実そのものにより結びつき、そこでは連帯感とライバル意識が共存する状況が生まれることである。このことが参加者の“切磋琢磨”につながっている。

ここで大切なことは、それぞれの価値観の違いが保持されることであり、むしろ「親密さ」や「暖かさ」、「価値観が同じ」といった感情は、社会性や連帯という公共的価値を損ない、ややもすると閉鎖性に繋がりかねない。

一人一人が異なる個性を持つとよく言われるが、それはどのようなものであるだろう。
「自分」を考えた場合、「自分」は常に同じだろうか。周囲からも期待されるものとして同一でなければいけないのだろうか。
「自分」はもともとそのような人格として存在しているわけでなく、「生きる」とは、さまざまな出来事や他人との遭遇によって、その都度「自分」は大きく変化したり、あるいは微調整したりしてゆきながら、たえず編み直されることであるだろう。
「自分」の内に存在する好奇心やコンプレックス、あるいは他者からの期待やそれとの葛藤の中で「自分」を活かしていくのが人生だと思う。そしてそれぞれがより良く生きることが出来る“社会”は、皆のそういう理解によって形成されていくのだと思う。

ブラッシュアップミーティングを通じて皆が悩み、考え、チャレンジを繰り返しながら展開していくことこそが、地域の活性化に向けての有効な方法だと考えている。






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by stylejapan | 2013-12-29 07:22 | 地域再生
作り手と使い手の垣根を取り払う
「作り手と使い手の垣根を取り払う」という考え方には、特定の地域の歴史を絡めてでも消費性向を出来るだけ効率良くかきたて地場の産品の拡販を期待する動きとは異なるコンセプトがある。

現代のように社会の隅々にまで張りめぐらされたネットワークがもたらす膨大な情報によって、ややもすると人の思考や判断が停止する中で個々人の「想い」が重要視されなくなり他者への思いやりや共感の意識を失わせる傾向があるとすれば、そこから派生する売らんがためのモノづくりは一種の「悪意」に通じると思う。

そのことはハンナ・アーレントの「悪は、判断力と責任感覚と善への意思を欠いた、ごく普通の凡庸さから生まれる」という言葉にも通じるだろう。

社会生活の安全を確保したい、そのためには治安確保のための監視システムの導入が不可欠だという「善意」から導かれる「悪意」、学校は安全な場所でなければならない、そのためには監視・管理を徹底させ不良分子は排除していくという「善意」から導かれる「悪意」、これらのように「悪意」は「善意」によって生みだされることを見落としてはならない。互いがより良く生きるということを前提にしない発想が根底にあれば、それは「悪意」に満ちた社会を形成していく。

自分たちがより良く生きたい社会を人間の「想い」の無い無機質な断片の集合体に向かわせることであれば、それは思慮を欠いた「善意」と勘違いした普通の凡庸さから生まれるものとして理解をしなければならない。

そして、このような風潮がどんどん当たり前になっていくと、社会に対する個々人の関与は希薄になり、そのことはまた個々人の側においても社会の中に自らの存在を見出しにくい状況につながっていくだろう。

「作り手と使い手の垣根を取り払う」というコンセプトには、作り手がその想いをブラッシュアップさせながらそれぞれの仕事への姿勢が共感され、そこから生みだされるモノやサービスを通じて人間同士の交流を豊かにするという流れを育むことで、社会の健全性の確保したいという考えがある。そして、想いの強さこそ、モノづくりの革新に通じると信じる。






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by stylejapan | 2013-12-26 12:05 | 生活創造プロジェクト
商店街とショッピングセンターとの違い
前にも述べたように、商業政策に影響を及ぼす立場にいる人は商業が何たるかを深く考えてほしい。そのことは義務だと思う。
商店街とショッピングセンターの違いはどこにあるのだろうか?
このことを深く考えてもらいたい。

まずは車で移動していると突然目の前に現れる巨大なショッピングセンターを冷静な目で眺め、様々な商店に彩られた街並みとの違いについて考えてほしい。

前者は閉じられたプライベート空間であるのに対し、後者は開かれた公共空間である。

ショッピングセンターはその面積がいくら広くても、すべてが消費を促すための装置であり、それ以外のどんな方向にも向いていない空間である。
それは短期的な利益の追求に向けての仕組みであり、人々を内に閉じ込めて消費を促すことにしか目的が無い。
ショッピングセンターはこの点において商店街とは大きく異なり、消費以外の多様性を地域という社会空間から取り除いていった。

ここでの多様性とは、「消費以外の方向に向けられている様々な可能性」のことであり、商人家族が生計を営みながらも好奇心のアンテナを張り巡らせて仕事を通じて社会に働きかけながら育もうとしてきた様々な生活文化も含まれる。

ショッピングセンターの進出は、地域社会に消費が文化であると勘違いさせ、さらには地域の多様性を喪失させていった。そしてシャッター通りが全国各地に生まれた。

今でも商業のことを消費を促す仕組み、短期的な利益のみを追求する仕組みとしか理解が及ばない人の薄っぺらな発想によって、ますます地域の公共空間が失われていくことを危惧してほしい。










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by stylejapan | 2013-12-23 00:25 | 地域再生
考えることで人は強くなる
女性哲学者ハンナ・アーレントの映画がヒットしている。

この映画が伝えたいことは、「思考停止が悪を生む。考えることで人間は強くなる。」ということであり、「考えないことが社会に悪をもたらす。」ということだろう。

組織において上から言われた通りにやる、今までの慣習の通りにやる、マニュアル通りにやる等、本来、人間に備わった善し悪しを考え抜く能力を放棄して物事を進めることから生まれる「悪」を「凡庸の悪」と表現し、このことは人間性の放棄であるとして、この映画は、それらが蔓延している現代社会に警鐘を鳴らそうとしているのだと思う。

映画の中で彼女が主張した以下の言葉に皆が感動した。
「人間の大切な資質である思考する能力を放棄すると、モラルまで判断不能となる。思考ができなくなると、平凡な人間が残虐行為に走る。〝思考の嵐”がもたらすのは、善悪を区別する能力であり、美醜を見分ける力。私が望むのは、考えることで人間が強くなること。危機的状況にあっても、考え抜くことで破滅に至らぬように」。

アーレントの哲学のコンセプトは、「活動的な人生」。
この活動的な人生を脅かすものとして、次元の低い情報に振り回される大衆社会、消費することだけが文化と見なしていく風潮、社会とは何かを深く考えないこと、それぞれの仕事で人間として社会に何かを働きかけないこと、何かを考え出す基本が分からなくなっている状況を挙げている。











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by stylejapan | 2013-12-22 08:54 | 生活創造プロジェクト
内向きな思考の心理~認知バイアス
認知バイアスは生活、忠節、局所的な危険、懸念など様々な要因で発生し、事例証拠や法的証拠の信頼性を大きく歪める。
「~という思い込み」があって、この思い込みが邪魔をして事実が見えていないという状態が起こる。こういう状態を認知バイアスがかかった状態と言う。
リーダーは、「他者からの提案を検討し、受け入れるか、却下するか、次の段階へ送るかを決める」という意思決定に直面する。
このときにバイアスの影響を最小限に抑え込むことが課題になる。

■認知バイアスのカテゴリー
①Egocentrism
自分の考えている、自分の感じていることを他の人も同じように考え、感じているいると信じていること。→例えば、同じ事実を観察していても相手は自分と違う枠組みで違う推論をしているかもしれないと前提をおかないと上手く行かないことがある。
②Centration
大きな全体の一部にしか注意が向いていないこと。→例えば、目立っている現象、症状にはすぐ目がいくが、その原因、どうやって収束させたいのかには目が行かない。コンテンツには目が行くが、プロセスには目がいかないなど。
③All-or-Nothing
1か0 、ある、ないのように物事を二分法だけで考えること。→例えば、原発反対、原発賛成、善悪のような単純な二項対立で物事を見る傾向がある。結果、対立が解消できないままズルズルと事態が進行していく。本当は二項対立を超えた第三の選択肢を手に入れるチャンスにもかかわらず・・・
④Irreversibility
ある信念、思考パターン、感じ方、行動を身に付けた後、それを身につける以前の状態を思い出す、あるいはもとの状態に戻るのが難しいこと。→ 例えば、一度喧嘩別れをしてしまうと、仲の良かったころを思い出すのは難しくなる。
⑤Inductive Logic
少ない事例から過度の汎化を行うこと。→ 例えば、たった一度、たまたま起こったことを、将来それが確率以上に起こると考えてしまう。ビギナーズラックでギャンブルにのめり込んでしまう。
⑥Transductive Logic
比較的短い時間内に起こった2以上の本来因果関係のない出来事に対して因果関係が存在すると思うこと。→ 例えば、下駄の鼻緒が切れたので今日は良くないことが起こると考える。
⑦Animism
無生物を生物のように扱うこと。→ 例えば、過度に無生物を生き物として擬人化して考えてしまう。





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by stylejapan | 2013-12-20 12:40 | 生活創造プロジェクト
買物難民
過疎地帯のみならず、都市部においても、食品や日用品の買物に困る「買物難民」が増えている。
特に、1960~1970年代に開発された新興住宅地や、旧公団住宅といった地域がその典型である。

ディベロッパーによって計画的に配置された商業スペースは、住民にとっては便利でかつ出店者にとっても競争が起こらない理想的な立地と勘違いをさせたが、当初から買い物をするには魅力が感じられないスタートであった。背景には商業に関しての無理解があった。

かつてコンビニの展開が加速していく中で、いずれはコンビニのバイヤーが選んだ中からしか商品を選べないような状況が来る、このことは生活文化の後退につながると予想した人がいた。

全国で大規模店が中小の商店を駆逐していき、一方で大規模店同士の過当競争の結果、中心市街地からの大型店撤退が相次ぎ、かつての商店街がシャッター通りになっても、いまだに大規模商業に「買物難民」対策を期待している動きが見られる。豊かな人生や暮らしへの発想力に乏しいか、心理面で他への依存心が背景にあるのだと思う。

「買物難民」に対しての有効策を考える以前に、商業とはどのような職業であるのか、そして職業であるからには、商業者の仕事に対してのプライドはどこに保たれるのか・・・商業に対する理解を深め、掛け違えたボタンを最初から掛け直すことが近道だと思う。
それが面倒と捉えるなら、商業政策には関わるべきではない。














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by stylejapan | 2013-12-19 13:21 | 地域再生
批判するチカラ~なれあい文化からの脱皮
批判的思考またクリティカル・シンキング(英: Critical thinking)とは文字通りには批判的に考えることであり、アメリカの教育、特に高等教育においては最も重要な教育目標の一つとみなされている。

この分野の第一人者であるEnnisの定義によれば、批判的思考とは「何を信じ、何をすべきかの判断のための、合理的な反省的思考」とある。
また、心理学者Wadeは、「しっかりとした裏づけのある根拠にもとづいて主張を評価し、判断をくだす能力と意志」と定義づけている。
このように「批判」とはあら探しではなく、理想的には思考過程を改善するために意義がある。

1970年の大阪万博のテーマは「人類の進歩と調和」。
だがテーマプロデューサーの岡本太郎はこれを真っ向から否定した。
「人類は進歩なんかしていない。今の人間にラスコーの壁画が描けるか。調和? 皆が互いの顔を立てて60点で満足する調和なんて卑しい、人と人がぶつかり合うことでしか何も生まれては来ない」。
太陽の塔は、テーマを否定するテーマ館だった。

・クリティカル・シンキングのための8つのガイドライン
  (Wade,1995;1997) 
 (1) 疑問を持つ 
 (2) 問題を定義する 
 (3) 証拠を検討する 
 (4) バイアスと仮定を分析する 
 (5) 感情的な推論を避ける 
 (6) 過度に単純化しない 
 (7) 他の解釈も検討する 
 (8) 不確かさに耐える 

・クリティカル・シンカーの思考の7つの特徴
    (Smith,1994) 
  (1) 柔軟,多面的な視点で考える 
  (2) 人間のバイアスや仮定を認識している 
  (3) 懐疑主義的な態度を保つ 
  (4) 事実と意見を区別する 
  (5) 過度な単純化はしない 
  (6) 論理的な推論過程を踏む 
  (7) 根拠を吟味する

・クリティカルに考えるために必要な要素は? 
  (1) 題材が必要
  (2) 考えるための基礎知識が必要 
  (3) 考えるための基礎的な型(思考法)が必要 
  (4) 人間の認識に関する知識が必要 
  (5) 練習と習慣化が必要・・・少なくとも最初は。 
  (6) 動機づけ,強化が必要・・・行動形成の発想を取り入れる







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by stylejapan | 2013-12-19 10:35 | 生活創造プロジェクト
長期ビジョンと社会からの信頼
民も官も共に、「長期のビジョン」を構想し、その中で社会から「信頼」を得ていく展開を進めていくことでしか将来に希望の持てる状況につながらない。

山積する課題に対して、いつまでも「短期的成果」を求めるのではなくて、課題を特定し、その解決力を培うことが、官も民も求められるだろう。

製造業、小売・サービス業にとって、今、何がとるべき方策なのか、その辺りへの関心を持つことを回避してPRイベントやゆるキャラに走り、マスコミもこれにスポットを当てるといった風潮を後退させなければ、地方の疲弊は止まらない。

景気の良かった時代には少ない設備体制でも従業員が頑張ることで生産性は高かったが、今の時代のタイミングでは、製造業は下請けからの脱皮のプロセスの中で、今後のビジョンに沿った新たな生産体制を整えることが不可欠であるだろうし、小売・サービス業は新たなサービス体制の確立に向けての投資が必要となっている。

そして、ただ売上を向上させれば良いのではなくて、売上の内容が重要であり、それは社会からの信頼や共感にもとづくものでなければいけないと思う。そのことは同時に仕事に対するプライドの醸成につながるはずである。






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by stylejapan | 2013-12-18 21:04 | 生活創造プロジェクト
コロンビア白熱教室〜 シーナ・アイエンガー教授
・人生は、運命、偶然、選択という3つの観点で語ることができる。選択という観念で語ることには意味がある、全ての言動に責任を持つようになるから。
・選択は誰でもできる。人生を選択という観念から見ると、心の底から力がわいてくる。
・家庭、貧富の差は運命によって決まる。偶然は予測できない様々なことをもたらす。しかし、あなたが何を選ぶかによって、人生が変わる。あなたの評価は、あなたの選択で決まる。

私たちは時として間違って選択をすることがしばしばある。過去の成功体験をそのまま頼ったり、その時々の気分に支配されたり、安易な近道をしたり…。
何を選択したか、何を選択しなかったか。その選択をするのにどのくらいの時間考えたのか。途中でどんなことを考えたか。

何かを買うとき、選択の幅は広ければ広いほどいいかどうか…
食料品店の試食コーナーに24種類のジャムと6種類のジャムを並べた場合を比較すると、売り上げは品揃えが少ない方が6倍もあったのだ。人間は、選択肢の数があまりにも多くなると、選ぶこと自体をやめてしまう傾向にある。人間の情報処理能力には限界があるのだ。毎日、何百もの選択肢の中から選んで生きて行かなくてはいけない現代社会。選択肢が多すぎると、それだけで圧倒されて、時には押しつぶされてしまう。

重要ではない選択、他人に任せられる選択は除き、残った選択に取り組む。自分の価値を高めてくれる選択に集中する。自分の価値を高めてくれる選択に集中し、経験を積めば、その分野の情報の単純化、分類づけ、優先づけができるようになる。

人間は、目先の誘惑から逃れることができず、論理的な判断力を失ってしまうことがしばしばある。
皆、幸せになりたいと願っている。それは人の本能である。でも幸せになるのは簡単ではない。最新の科学実験の研究結果を見ると、人は自分が進もうとする道に、つまづくための石を自ら置く習性があることが分かってきている。いかにして自らの限界を知り、障害物を回避し、幸せを獲得するための選択の力を強化させるかを考えていかなければならない。


・大きな選択のみが幸福にとって重要なわけではない。日々積み重ねる小さな選択が、人を幸福に導く。
・幸せになるには、自分の人生の核を発見する。
・人生とは選択した結果の積み重ねである。選択が自分の幸せに貢献するかどうか、毎回考えなければならない。

『選択は人生を切りひらく力になる。わたしたちは選択を行い、そして選択自身がわたしたちを形作る。科学の力を借りて巧みに選択を行う事もできるが、それでも選択が本質的に芸術であることに変わりはない。・・・選択の全貌を明らかにすることはできないが、だからこそ選択には力が、そして並はずれた美しさが、備わっているのだ。』






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by stylejapan | 2013-12-16 12:41 | 生活創造プロジェクト
商店街のブラッシュアップ
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すこしづつ仲間をふやしながら
すこしづつ素敵な商店街になるように
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じぶんたちの店を磨き上げながら
街の印象もきれいになるように
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あきないを通じて知恵を深めながら
暮らしに少しでも役立つように
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なによりも愉しい街をめざしながら
たがいのじんせいが充実するように
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by stylejapan | 2013-12-15 22:02 | 商店街の活性化