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自分らしく生きる
ニーチェの「神は死んだ」の後、現代社会の「人間性の死」に向かう流れへの反動の中で「自然」を問い直しているのかもしれない。

どこ向いても「自然」流行りだ。一言で「自然」と言っても、極寒のツンドラ地帯に住む人や灼熱の砂漠のある環境で生活する人々は、私たちのように「自然=優しい」とは考えてはいないはずである。

元来、日本人にとっての「自然」は融合すべきものであり、西洋にとっては克服すべきものであったかもしれない。

「自然」とは何であるかを問うことなしにイメージの中で美しいものとして物語化されているが、言葉上の別の意味の「自然」には、「自然とそのようになった」のように「おのずと」という意味もある。
この場合の「自然」には、私たち自らの意志は関与していない。

そのような消極的な「自然」ではなくて、イメージだけの自然でもなくて、「自らが然るべき」態度を持ってという主体的かつ合理的な「自然」によって、社会を、地域を、仕事のあり方を考える時が来ているのではないのだろうか。つまり主体性、自立がテーマである。

前向きに真面目に真実や必然性を求める生き方と、商業主義に踊らされながら現代的な虚構社会の中でその気分を演じるような生き方が、今の社会の典型といえる生き方かもしれない。
どちらを選ぶのも自由ではあるが、実際には、「自然体」で生きることでしか自分らしさを自覚できなくはないだろうか。

多くが心の底で望んでいる「自分らしく生きる」とは、高村光太郎の詩にある「予約された結果を思ふのは卑しい。正しい原因に生きる事、それのみが浄い。」が分かりやすいと思う。それこそが、シンプルでストレスも少ない「自然」な生き方ではないだろうか。
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by stylejapan | 2010-09-25 13:12 | Selfcareについて
公共の電波
新聞や雑誌に書いてあるから・・
一流大学の教授が言ったから・・
欧米の研究雑誌に掲載されたから・・
ビタミンCやEの効果は・・
コエンザイムQ10は・・
DHAやEPAは・・
コラーゲンは・・

深夜のテレビショッピングの番組は商魂たくましい。
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by stylejapan | 2010-09-23 13:00 | 生活創造プロジェクト
サプリメント・ビジネス
私たちの体は、物質間のバランスの上に成立しているので、何かを過剰に摂取したり、逆に摂取量が少なすぎると健康が保てない。
常に悪者扱いされる“コレステロール”や“塩”も足りなければ体に変調をきたすことになる。紫外線だって悪いことばかりではない。
体に悪いと言い切れるのは喫煙ぐらいで、体を構成している成分の摂取を控えて良いはずは無いだろう。
「あれは健康に良いから毎日、食べよう」ではなくて、バランスを意識することが大切である。
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by stylejapan | 2010-09-23 11:29 | Selfcareについて
某化学者の意見~無農薬オタクの増加
<消費者意識>

 1991年に農水省が全国の消費者の主婦約1,000名を対象に意識調査を行った。有機栽培 (=無農薬)野菜について関心があると答えた回答者は92%で、約37%が「価格が高くても買う」と答えた。購入する理由としては、「安全性が高い」ためというのが80%を超えてトップであった。つまり十人中九人弱が無農薬野菜は安全と考えていることが示された。この認識は本当に正しいのだろうか。

<有機農業の歴史>

 有機農業の概念はヨーロッパで生まれ、無機化学肥料に多く依存する農業では地力の保全ができないという有機質肥料重視の技術体系を意味していた。当初は農薬は今日ほど重視されていなかったが、有機農業の中で農薬が重要テーマになるのはその主流が合成有機化合物になってからである。DDTなどの有機塩素系農薬の環境残留性やパラチオンなどの有機リン系の人畜に対する強い急性毒性で危機意識が生まれ、有機農業は反化学肥料以上に反農薬に傾斜し、有機農業イコール無農薬という構図が成立した。

 現在、欧米では有機農業とは完全無農薬・無化学肥料を最低の基準とする社会的合意が成立しているという。アメリカでは過去3年以上化学合成物質が使用されていない畑で無農薬・無化学肥料で栽培された農産物にのみ「有機」の表示ができるという基準が90年農業法で打ち出された。それに違反すれば1万ドル以下の罰金である。

 しかし、日本では現在、そのような基準ははっきり確立されてはいない。農水省や農協は有機栽培や有機農法を具体的に定義することには消極的で、無農薬、減農薬、無化学肥料、減化学肥料などの表示方法を提唱しただけである。

 日本では、もともと自然農法という実践があった。一つは世界救生教教祖の岡田茂吉の無農薬・無化学肥料の提唱、他の一つは福岡正信の不耕起・無肥料・無農薬・無除草の自然農法である。1960年代に入り、頻繁な農薬使用で健康を害した篤農家が農法の転換を目指し始め、1971年に一楽照雄が日本有機農業研究会を結成する。そこでは、生産者と消費者の信頼関係を回復し、化学肥料や農薬などを使用せず、地域の資源を活用し、自然が本来持っている生産力を尊重した方法を有機農法と言った。

<無農薬野菜の現状>

 平成元年度に農水省有機農業対策室は実態調査を行い、「有機農業等の現状」という調査結果を発表した。それによると、全国で2万戸強の農家が有機農業に取り組んでおり、そのうち40%弱、約8千戸が無農薬栽培農家と想定された。日本の農家戸数を400万戸と すると、有機農業の農家は0.5%、無農薬栽培農家は0.2%となる。これからも、一般に出回っていると思われる完全無農薬の野菜はほとんどゼロに近いことがわかる。

 80年代半ばから4年間にわたる関西大学での店頭販売野菜の農薬残留調査によると、有機リン系殺虫剤ダイアジノンの残留が検出されたものは、通常栽培野菜159例中72例(45 %)、 無農薬栽培と称する160例中86例(54%)という皮肉な結果であった。ニセの無農 薬野菜を取り扱っていた団体に対して公正取引委員会が文書による指導を行ったこともある。「無農薬」だったら普通より高くても買うという消費者心理を見込んで、ニセの高い無農薬野菜を売りつけようという商魂があるのを忘れてはいけない。なにしろ、見ても区別がつかないのだから。

<天然野菜の中にも存在する農薬様物質>

 カリフォルニア大学バークレー校の生化学・分子生物学のブルース・エイムズという学者は80年代半ばに次のような説を発表して話題を呼んだ。つまり、アメリカ人が通常摂取する食事の中にはある種の「天然農薬用物質」も含まれている。それは植物が菌類や昆虫などの食害生物に対して自己防衛するために自分の生体内で合成する毒性の化学物質のことで、それは一人一日当たり1.5グラムの量に達し、食品に残留している合成農薬の1万 倍もの量になると言うのである。むろん、食事の内容しだいで摂取量は変わり、ベジタリアンでは高くなるであろう。例えば、そのような物質として、キャベツではインドール化合物群、シアナイド群、テルペン群など49種類も発見されており、その一部については、これまでの実験で染色体異常誘発能や発ガン性も認められている。

 もちろん、植物には抗ガン性物質であるビタミンCなども含まれており、人体には各種の解毒作用や生体防御機構も働いているが、発ガンのメカニズムも、抑制のメカニズムも発ガン物質が天然物か人工物かで違うことはない。そのような中で、彼は人工物よりも天然物の方がはるかに危険だと主張したのだから、反響は大きかった。これについての論争はなお続いているようであるが、エームズは消費者をただ脅しているわけではなく、ガン予防のためには農薬の有無を気にするよりも、脂肪の取り過ぎや野菜不足を避け、タバコをやめるように勧めているのだという。

 とにかくここで、いわゆる「自然食品」が直ちに絶対安全であるという証拠は何もないことが示された。
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by stylejapan | 2010-09-18 11:25 | 生活創造プロジェクト
正しいモノづくり、正しい店づくり
露店で野菜を販売していた。
スーパーで見慣れたきれいに包装された商品ではなくて、カゴにトマトやキュウリが裸のままで盛られて並んでいる。100gいくらで売られている商品もある。
このような状況で買うためには、5感をフル動員することになる。
感性価値という言葉によってデザインの有用性を説く向きもあるが、きれいにパッケージングされた商品を買う場合には、人の持つ感性は封印されているとも言えないだろうか。

人々は、経験や技術が土台にあり正しいモノづくりを行っている人から、正しく作られたモノを買うことを望んでおり、いいかげんなスタンスでモノづくりを行う人から、想いのこもっていないモノを買いたいと望んでいるわけではない。想いがきちんと伝えるという意味では、装飾は買物を楽しむための最小限で良いかも知れない。

中身に対して本当に自信があるなら、ありのままを見たい、知りたいという消費者が増えているのではないのだろうか。現代の消費者に対しては、ごまかしが無く誠実にアプローチすれば、その価値を見抜く感性が共鳴し間違いなく共感が得られるのではないか。
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by stylejapan | 2010-09-12 12:53 | 生活創造プロジェクト
The store should be fun.
釣りに興味が無ければ、釣りにはまっている人たちの熱の入れようが理解できないが、あれだけ熱中するのは、釣りという行為がDNAにプログラミングされた狩猟本能と合致しているからだろう。
店についても同じようなことが言える。買い物するという行為自体が好きな人、買い物すると気分が晴れるという人が多い。これも釣りと同じく狩猟本能、採取本能に起因するのだろう。
買い物を楽しむ人は、売場でも良い販売員になると昔から言われてきた。
自分と同じように買い物する人を固定客として獲得することに長けているからだ。

釣りと違って、買い物は誰もが毎日のように行うことなので、店に興味がなくても、合理的に、便利に買い物をしたいと考える人がいても不思議ではない。買い物に出かけるよりも商品さえ入手できればよいと考える人たちである。この人たちなりの意見もある。それらを釣りに例えるなら、糸を垂らすよりも鮮魚売場に行って買えばいいことだろう。

そのような人たちが商店街の活性化について意見するようになると街が面白くなくなる。なぜなら店(釣り)の醍醐味が分かっていないからだ。
店はあまりにも身近すぎて、誰もが口出しする対象となりがちだが、実際は他の職業とおなじように経験しているものでないと分からない。
また、スポーツ選手や音楽家が外国に行って感じるスポーツや音楽に「国境がない」という印象は店も同様である。店をやっている者同士は国境を越えても分かり合えることがある。
もちろん互いの店番もできるだろう。
ともに“The store should be fun.”という課題を追求する者同士だからだ。
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by stylejapan | 2010-09-10 11:37 | 商店街の活性化
個が光り輝く状況を目指す
人は商品のみに惹かれるわけではない。
仮にそんなことがあったとしても永く続くわけがない。
人が惹かれるのは、会社や商品ではなくて、目の前の人だと思う。人が発するエネルギーこそが人を引き付ける。“人気”とはそういうことだろう。

地域の活性化、地場産業の活性化も基本は登場人物次第だ。
よそ者である僕にとっても商品や伝統だけではモチベーションにつながらない。頑張っている人の潔さや覚悟が感じられたときに、こちらのスィッチがはいる。ビジネスでも、人と人の営みに介在するわけだから、その部分が大きくたって当り前だと思う。

また、必然性のない新しいもので活性化させようとする人もいるが、世の中にそんなに新しいものがあるわけではない。そういう欲求は人の持つ性であるから仕方のないことでもあるが、最悪は自らの欲求不満をそこに落とし込んでくるタイプ。
自分が信頼されているかを無視して、想いのないプランをぶつけても人は動かない。

ただでさえ、地方はしがらみ、既得権益、横並び主義が色濃い。その殻を脱ぐために必要なことは、物事の本質を本音で語ること、共感を得るためにはそこに思い至ることが近道のように思う。

正しい想いと情熱を持ち備えた人が輝いてこその活性化ではないだろうか。
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by stylejapan | 2010-09-05 17:07 | 地場産業の活性化
プロジェクトすること
推進する人の資質が問題になる。
特に生活感覚がなければ頑張って発言して欲しくない。生活感覚とは高級ホテルのバスルームも銭湯のどちらもが楽しめる人である。居酒屋チェーンではなくて、下町で愛される居酒屋も一流のバーテンダーがいるようなバーのどちらも受け入れられる人である。奥さんや彼女に似合う洋服を選べる人である。

時代とともに生きながら、好奇心が旺盛で、無意識のうちにも社会をリサーチしてきた積み重ねを背景にして新しい発想は生まれる。

グローバル化の進展をまともに受けて生活感覚のない人が頑張って仕事を推進すれば、世の中から「個性」というものが消えてしまう。そうなったら、退屈な社会になってしまうのは間違いない。機能性や合理性を求めていくら便利になっても親しみが持てない商品や店、街ではつまらない。
だから、どのプロジェクトも、社会の共感を呼び起こす個別性を大切するものであってほしい。もちろん、その背景には仕事に対する「想い」と「情熱」が欠かせないが・・・
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by stylejapan | 2010-09-04 15:29 | 地場産業の活性化
空中大和茶カフェ
今年の夏も、奈良県庁の展望スペースで「空中大和茶カフェ」が行われた。
http://sencha.exblog.jp/
このカフェは今まで数回にわたって行ってきたが、常にお客さんを満足させてきた。
「想い」をもった人がいて、それを受け止めてくれる人がいて、その接点となるシンプルなしつらえの空間がある。
ただ、それだけ。
TEIBAN展⇒阪急うめだ本店⇒阪神梅田本店と展開してきた靴下ブランド「ponte de pie」も同様である。
大切なことは、「想い」と「情熱」と「独自のスタイル」。
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by stylejapan | 2010-09-03 10:27 | 茶業界の活性化