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ブランディングが進まない背景
事業も人の人生も似ている点が多いと思う。

人生の場合、思春期には集団活動への参加を著しく嫌うようになったり、社会的接触を避け孤独になろうとする時期があったり、青年期に入ると親・教師からの独立の欲求、いわゆる心理的乳離れが見られ、これはときおり反抗の形をとる。また、大人たちから離れて自分達だけの仲間の生活を持とうとして、不良となりやすい。

青年中期以後、この仲間内にも力の原理が支配して心からの安堵は得られないため、人からの理解を求めて、真の理解者=心の友への要求が強くなる。
これはただ1人の人との密接な接触の渇望であり、特定の人物に対する献身的崇拝は、場合によっては特定の友人・異性への賛美ともなり、恋愛の発生にまで至ったりする。

この時期における親友とは単なる遊び仲間ではなく、友情というものが要求され、相互の理解・信頼・扶助の上に立つ密接な接触である。この関係は心の不安定を生むもので、孤独感などを通じ、自我の自覚・理想の追求などの個人意識を強める傾向がある。

やがて青年の態度は理想の実現・実践化へと変化し、現実世界への働きかけをせんがために狭い対人関係から広く社会的現実的世界へ社会的関心を高め、やがて現実の利益、生活の改善に努力する現実主義者ともなる。

さらに社会に関わっていく中で発見した社会が抱える課題解決に向けて働きかけようとする人は、視野を広げて見聞を深め、「価値観」や「哲学」を持つことで、自分のライフスタイルがしっかり確立されてくる。そのことによって周囲からの憧れの対象となり、これがビジネスならブランド化していく流れではないだろうか。





by stylejapan | 2017-11-29 05:47 | 生活創造プロジェクト
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