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ブランディングを実行できない理由
日本のアパレル業界の歴史は、自分でデザインしたり、商品を開発しなくても、海外の有名ブランドをライセンス契約で日本に持ってくればいいというようなビジネスで、それで黄金期を迎えた時代があった。

さらにもっと安易に、ブランドや、デザインのアイデアやパターンを輸入するようになり、利益が出て余裕がある時期においても、自らブランドを育てる努力をしなかった。そもそも日本の老舗ののれんが、どれだけのエネルギーによって生み出され、維持され続けているのか。そういう素地が日本にあったのに、戦後に米国式のマーケティングが入ってきて、宣伝やプロモーションによってモノが売れる経験をした。

ひとつのブランドに想いを込めて、哲学やコンセプトを定め、ブランドに合わないことはやらない、というように、突き詰めることでようやくブランドが維持できる。それなのに、露出や知名度を上げることだけに腐心し、目先売れそうなものを追いかけ、百貨店のいい売り場を取ることが、ブランディングだと考えていた。

そうした施策が奏功して売れたわけではなかったかもしれないのに、結果的には経済成長やバブル景気に乗って、売れてしまった。その時の成功体験から抜け切れずにいる人が今でも多く存在する。





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by stylejapan | 2017-04-21 08:06 | 生活創造プロジェクト
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