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「場」の進化に貢献できる人、困った人
フランスの劇場で起こったテロによって妻を失った記者アントワーヌ・レイリーは、自身のFacebookに次のようなメッセージを投稿した。「僕は、君を憎まない。金曜日の夜、君はかけがえのない命を奪った。君は僕の人生最愛の人で、僕の息子の母親の命を。それでも君は僕の憎しみの対象にはならない。君が誰なのか知らないし、知りたいとも思わない。だから僕は君に憎しみを贈りはしない。君はそれを望んでいるだろう。でも君に対して憎しみや怒りの気持ち抱くことは、今ある姿に君を育てた無知と愚かさを受け入れるのと同じことになる。君に費やす時間はもう無い。昼寝から目覚めようとしているメルヴィルを見に行かなくちゃならない。メルヴィルはまだ17か月にもなってないんだ。彼はいつも通りにごはんを食べるだろうし、僕らはいつものように一緒に遊ぶ。そしてメルヴィルはこれからもずっと幸せで、自由であることによって、君たちを脅かすことになる。君はメルヴィルにとっても、憎しみの対象にはならないのだから」。

この記者の場合、物理的、肉体的、また精神的に攻撃を受けたわけだが、それに比べて日頃の人間関係で相手がこちらに視線を向けてきた、イヤミを言ってきた、非難をぶつけてきた、として、記憶に刻んで、思い出して、相手を裁いて、攻撃して、という精神状態に陥りがちな人は困った人たちである。

また、自分のことを認めてほしいといった承認欲求、あの人とは話が合わない、分かりあえないという不満、不快な過去の体験など、これらは不満の自己発電でしかない。仕事でもスポーツの試合でも、ここに意識が向く人は上手くいかない。

そしてまた、心地良さだけを求める人も、仕事がうまくいかないことが多い。人間関係が苦手、人の目が気になる、失敗して落ち込んでしまうことも多いだろう。つまり感情に振り回されている人たちだと思う。

快も不快も一時期な出来事でしかない。快や不快の感情に左右されない人は、忘れ上手かもしれないが何よりも自分にとっての目的、目標があるからこそ、それらを意識せずに進化していくことが出来る。このことから集団で構築した空間によって変化を起こすためには、感情面での切り替えが早くニュートラルな精神状態を意識しているメンバーだけで構成されることが理想である。














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by stylejapan | 2017-03-09 18:38 | 生活創造プロジェクト
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