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創造とアイデアとは異なる
ハンガリー出身のアメリカの心理学者、ミハイ・チクセントミハイは、創造力は個人に備わった性格特性ではなくて、作り手と受け手の間の相互作用によってつくられる現象であり、何が創造的であるかということは、社会や文化によってしか判断できないと考えた。

例えば、「音楽」における創造力について考えてみても、過去の作品や流行、作曲に関する理論、作品を評価する聴衆など、文化や社会と作曲行為は切り離せない関係にあることがわかる。つまり、時代の流れの中で次のページをめくる行為が創造力だと言える。

作曲をする個人は、音楽理論を学び、時代感覚を学び、それらに個人的背景を反映させながら創作を行い、オリジナルの曲をつくり発表し、「音楽」を進化させる。創造力は、このように「個人」「文化」「社会」の相互作用の中で、社会的に構築されるものとして捉えるのが、チクセントミハイの考え方である。

また彼の調査研究によると、創造力を発揮している人はいずれも仕事を楽しんでいるという特徴がある。金や名声のために働いているのではなくて、仕事から充実感を得たいために働いているゆえに仕事に全身全霊を傾けられる人たちだと結論づけた。







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by stylejapan | 2016-12-24 07:59 | 生活創造プロジェクト
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