ブログトップ
より高い次元の目的意識
ブランディングは、生活者や社会と結びついた存在として感じられるような展開が理想である。
e0025086_08405691.jpg
日本は「社会的問題の先進国」である。少子高齢化、東京をはじめとする大都市圏への過剰な人口集中、それに伴ってますます過疎化・高齢化が顕著になる地方の状況は止まらない。

日本は、戦後の急速な経済発展の結果、十分な物質的豊かさを手に入れたはずであった。しかし、人々の心の面では、自殺者数は 1998 年以来 3 万人を超え、児童虐待や家庭内暴力も増加の一途である。このほかにも、パワハラやセクハラ、モンスターペアレントという言葉も使われるようになった。子供の不登校やいじめ、老老介護や老人の孤独死も問題となっている。

保育園の待機児童の問題や産科医を始めとした医師不足、医療過誤など、また食の安全安心、食品偽装、悪徳商法などに対する消費者保護も問題となっている。近年の経済成長の停滞により、物質的豊かさの恩恵に預かれない人々も増えてきている。失業者の削減が重要な課題であることは言うまでもないが、職に就いていたとしても、ワーキングプア、名ばかり管理職などが問題になっている。
貧困ビジネスが横行し、ネットカフェ難民、ホームレス、多重債務者、ニートや引きこもりなども大きな問題となっている。さらには、今現在、何不自由なく生活している人でも、年金問題や将来、老後に対する漠とした不安を感じている。

モノづくり企業の多くは、単に良い製品をつくりたいと考えていて、それで十分だと思っているが、多くの人々にとって切実な課題を解決する、より高い次元の目的意識を持つことができれば、それが社会性である。







[PR]
by stylejapan | 2016-03-28 08:41 | 生活創造プロジェクト
<< 問題意識 顧客に向かう競争原理 >>