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店の原点
「マーケティングにおける先駆者」ともいわれるジョン・ワナメーカー(John Wanamaker)は、、1875年に使われていない鉄道車庫を購入し、「グランドデポット」と呼ばれるデパートを建設した。この「グランドデポット」は1つの敷地内に各種専門店を集めたフィラデルフィアにおける最初の百貨店といわれている。
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彼の語録に、次のような言葉がある。
「顧客に失望させるぐらいなら、むしろ販売をしない方が良い」
「店は、その売上高がいかに大きくても、またどんなに面倒であっても、すべての顧客や見込客に喜んで商品を見せることである」
「困難なことは頭からするな、非常に成功の邪魔になるという人がある。しかし、決してそうではない。人間というものは、困難なことに遭えば遭うほど、ますます新しい力が出てくるものだ。」

店は、その発祥以来、商品の売買の場という立場を超えて、顧客に幸せを与える場であった。生活者である顧客にとって、新たな発見をする場、発見を通じて感動を起こす場が店であった。

店は、提案側にとって、商品流通の場でありながらも情報交流の場である。また消費側にとっては、商品の購買活動を通して社会と接し、ライフスタイルを創造する場が店なのである。

店を劇場として捉えると、さしずめ販売はひとつのショーであり、ディスプレイは見世物である。そして顧客は、ショーが演じられる店という劇場で主役を演じることになる。店は、顧客がパフォーマンスする見世物小屋であり、主役である顧客が心地よい満足を得られる演出が施されている空間なのである。
こういう感覚こそが店の原点であった。









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by stylejapan | 2016-01-27 01:01 | 生活創造プロジェクト
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