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「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」は、福沢諭吉の『学問のすすめ』にある有名なフレーズであるが、その後に続く文章は意外と知られていない。
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「されども今、広くこの人間世界を見渡すに、かしこき人あり、おろかなる人あり、貧しきもあり、富めるもあり、貴人もあり、下人もありて、その有様雲と泥どろとの相違あるに似たるはなんぞや。その次第はなはだ明らかなり。実語教に、人学ばざれば智なし、智なき者は愚人なりとあり」とある。
「天」は人の上や下に人をつくらないけれど、「学び」が人の上に人を、人の下に人をつくるらしい。

明治からの近代社会ではそれまでの身分制度ではなくて、「学び」によって格差が生まれることを指摘している。このことは、やがて受験競争につながっていくことになる。

ドラッカーもまた格差社会という言葉を用いていないが、やがてやって来る本格的知識社会では、知識を持つ者と持たざる者の間に、大きな格差が生まれることを指摘している。

資本主義社会における最大の資源であった資本と労働力に、知識が取って代わる社会、これがドラッカーが著した知識社会の到来である。とはいえ、ここで言う知識とは、単なる物知りを指すのではない。

社会や組織、個人のニーズを満足させる価値を創造し得る知識のことを指す。したがって、「『既存』の知識をいかに有効に適用するかを知るための知識」、すなわち知識とその知識を価値に転換させる知識、いわば「知識の知識への応用」の重要性が急速に高まる社会、これがドラッカーのいう知識社会である。
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「読むべき本とは、読む前と読んだ後では世界が全く違って見えるような本、この世の彼方へと連れ去ってくれる本、読んだ後で心が洗われたことに気づかせてくれるような本、新しい知識と勇気を与えてくれる本、愛や美について新しい認識や視点を与えてくれる本である。」
~ニーチェ









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by stylejapan | 2015-12-24 00:25 | 生活創造プロジェクト
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