労働人口の減少や雇用形態の多様化、市場のグローバル化などにより、これまでの「成果主義」では対応しきれなくなった。
それと同時に、「成果を追い求め過ぎてはいないか」「数値目標の達成が目標となり、プロセスが軽視されていないか」など、成果主義の問題点も浮かび上がってきている。
ミンツバークは述べている。そもそも資本主義とは、私たちにモノとサービスを提供するための民間企業の設立と資金調達を可能にするための仕組みを表現するための言葉であった。それがどうして、人間が目指すべき最大の目的であるかのように考えられるようになったのか。
真に強力な経済とは、成長が実現しているかを、量ではなく質を基準に判断する経済だ。そのような経済は、単に規模が拡大するだけでなく、質的にも社会的にも発展を遂げることが出来る。
では、どうすればそのような経済が築けるのか。