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みんな悩んで大きくなった
エリク・ホーンブルガー・エリクソンは、アメリカの発達心理学者で、精神分析家。「アイデンティティ」の概念を提唱したことで知られる。

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人生をライフサイクルと捉え、それぞれの発達段階における特徴的な心理的危機、社会的危機とどう向き合い、それを克服していくかが人格形成における課題とした。

①乳児期(信頼 vs 不信)
授乳してくれる母親との信頼関係を通じて、世界が信じるに足るもの、頼ることが出来るものという信頼感が持てるようになることが課題であり、その後の人間関係を築くための土台となる。これが上手く行かないと不信感が台頭する。

②幼児前期(自立性 vs 恥と疑惑)
自分の意思で身体をコントロールできるようになる時期であり、いろんなことを試そうとして自立性を身につけることが課題となる。しかし強い制限や嘲笑を受けると自分の能力に疑問を抱くようになる。

③幼児後期(積極性 v s罪悪感)
目的を持ち自発的に行う行動を通じて自分が世界に対して積極的に関与できる存在であることを認識するのが課題となる。その行動が行き過ぎであると罰せられると罪悪感を抱くようになる。

④児童期(勤勉性 vs 劣等感)
社会に適応するために勤勉に努力することが出来るるようになることが課題となる。勤勉の結果の失敗が原因で劣等感を抱くようになる。

⑤青年期(自我同一性 vs 自我同一性拡散)
さまざまな役割をはたしながら他者とは違う自分(アイデンティティ)を持てるようになることが課題となる。「自分とは何か」「自分の人生の目的とは何か」といった自問自答をする時期で、これらに自分なりの回答を見つけることによってアイデンティティの確立につながる。社会への貢献というベクトルと自らの自立を前提とした能力の発揮というベクトルがある。

⑥成人前期(親身さ vs 孤立)
アイデンティティが確立されると、他者との信頼関係を築くことができる。他者との関係性の中で獲得する喜びや充実感がある。このような状態に達することが課題となる。しかし、未確立であれば他者に流されることを恐れて自己の世界に引き込もって孤立してしまう。

⑦成人後期(生殖性 vs 停滞)
自分の子供を産み育てることに限らず、次世代を世話し、彼らが育つことを助けることに関心を抱くことが課題となる。自分や自分の周囲のことばかりに目がいってしまうと、自己埋没、自己愛の世界に陥り、成長が止まってしまう。

⑧老年期(統合性 vs 絶望と嫌悪感)
これまでの人生を振り返り、それを受け入れる境地に達することが課題。それが出来ない場合、人生をやり直すには残りが短すぎるという絶望感と過去への嫌悪感に襲われる。










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by stylejapan | 2015-12-12 10:23 | 生活創造プロジェクト
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