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定番/スタンダード
「新しい」ことに価値があるという観点は、例えば、“マスコミ受け”をしたいというのであればそうかもしれないが、結果として時間が経てば見向きもされないことになる。つまり、リピートされなくなる。

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だからまた、「新しい」ことを求め続け、作る側も使う側も、リピートすることを徐々に放棄していくことになる。そのようにして想いが込められなくなった「モノ」、「サービス」、そして「店」は陳腐化していく。

しかし、「定番」になる存在は、「新しい」を求めるのとは別の観点から生まれる。そのことは、「新しい」より「普遍性」に価値を据えようとする姿勢である。

モノの善し悪しを判断するポイントには物性的な側面と感覚的な側面があるが、これからの賢い消費を志向する時代において大切なことは、感覚的に、長年使えると確信の持てるモノやコトと一緒に暮らすことだと思う。そこに賢さの意味があるわけで、時代はその点で高い満足を覚えるモノ、コトを探し求めている。

「定番」をめざす姿勢には少しだけ目先を変えただけの製品などを氾濫させたことが環境を破壊に導いたことへの「反省」も含まれる。街並みを壊し、生活文化を薄っぺらいものにした、この半世紀の間に経験した大量消費型社会からの転換期に来ていることを踏まえて、定番-スタンダードを目指す観点には“モノ作りのふるまい”を変えていく勇気が欠かせない。








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by stylejapan | 2015-11-07 07:45 | 生活創造プロジェクト
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