トーン&マナーとはブランドが与える印象の一貫性を保つための表現のスタイルや方法などのルールのことをいう。
ブランディングにおいて、製品、パッケージ、印刷物、店舗のインテリア、ディスプレイ、服装などもちろんトーン&マナーが徹底して守られていることが、大切になる。ひとつでも崩れてしまうと、ブランディングはうまくいかない。
トーン(tone)とは、調子、抑揚、濃淡、音色、傾向。マナー(manner)とは、作法、方法、仕方、態度、様子、物腰、特徴、流儀、様式。トーンとマナーを2つ合わせると「調子と作法」ということになる。
もともとは広告業界の用語で、広告が生み出す雰囲気や調子、世界観のこと。Webサイトでも、文体や画像、思想などのトーン&マナーを守ることで、ブランドのイメージを一定に保つ役割を持つ。
トーン&マナーは単発では成立しにくいもの。広く、長く、継続的に、トーン&マナーが守られ、顧客の頭の中に記憶として一定の幅の印象が残ってこそ「らしさ」が浸透し、ブランドイメージを強くすることにつながる。