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「製造小売業」によるブランディング
商品の値段は、商品の「価値」を基準に決まる。
そしてその商品の「価値」は、商品の生産現場でのみ生まれる。
「手を加える」ことから商品の価値が増えるとと考えると、商品を生産していない小売部門がいくらがんばっても商品の価値を上げるには限界がある。
また、プライベートブランド化することによって、差別化の要因にもつながる。

画期的な商品が生まれにくくなった成熟化した社会において、モノやサービスのコモディティ化を回避し、テイバン化につなげようとする動きは当然の成り行きである。その中でブランディングの成功は大きな課題となっている。

その企業が製造業であろうが、卸売業、小売業であろうが、「製造小売業」を目指すことで、差別化を図りながら顧客を直接獲得していこうとする動きが強まっている。

製造業は商品に対する思い入れの強さ、卸売業は多様な仕入れのネットワークによる多彩な品揃え、小売業は長年培ってきた販売力、それぞれの強みを活かした「製造小売業」にチャレンジしている。出身母体が変われども、消費者から見れば、どれもがブランディングを図ろうとする小売業である。

かつては店頭のプライベートブランドは、製造業のナショナルブランドにはかなわないという意見があったが、今は違う。顧客との関係性を築けた企業が的を得た商品を開発し、さらにセンスの良い売場を持ちブランドがもたらす感情的価値を伝えることによって、単なる製造業や小売業では形成できなかった存在感(ブランドの世界観)を顧客の頭の中に植え付けている。







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by stylejapan | 2015-10-21 10:46 | 生活創造プロジェクト
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