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社会心理学~さまざまな勘違い
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「勘違い」とは、私達の思考の限界や欠陥のことで、間違った記憶や、勝手な思い込みのことである。本来は、危険な状況にある時に私達を救うための機能であるが、平時にはさまざまな問題を引き起こす。
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私達は自分の求めるものを見たがる傾向があり、行動心理学者スキナーはこれを「認知バイアス」と言った。無意識的に、自分が既に親しい意見だけを見てしまい、つまり、自分の都合のよいことを確認するためだけの情報収集で、知らないことや、不都合なことを無視してしまう。
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同じグループ内にいる人と同じ意見を持つというもので、グループ内の人とつながろうと働きかけると同時にグループ外の人を除外しようと働きかける。従って、グループ内の人の能力や価値感を重視しすぎるあまり、グループ外のものを軽視してしまうという偏見につながる。「グループ・バイアス」と呼ばれる。
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過去の出来事を過剰に考慮してしまうこと。典型的な例がコイントス。もし5回連続で表が出たならば、私達の多くは次は裏だと思う傾向が強い。これは過去の5回が表だったから。しかし、確率でいうと6回目のトスも確率は50/50。ギャンブラーを中毒にさせる勘違いである。「ギャンブラーの誤信」と呼ばれる。
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過去に必要の無いものを買ったけど、その後自分をあれは買って良かったんだと説得したりする。これを「購買後の正当化」と言う。下手な決断をした後に私達の気持ちを悪くしないための防衛本能。これは高い買い物であればあるほどそういう傾向が高まる。「買い物のストックホルム症候群」とも言われる。
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自動車やモーターバイクを運転することは平気だけど飛行機に乗るのは怖いという人は少なくない。しかし確率で言うと自動車やモーターバイクでの事故死は飛行機での事故死よりかなり高い(前者が84分の1であるのに対し、後者は5000分の1)。このことを社会心理学者キャス・サンスティーンが「可能性の無視」と名づけた。私達がいかに脅威や危険を適切に把握する能力が無いかということが分かる。
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過去には気づかなかったことに急に気がつくこと。例えば、新車を買ったら同じ車をいたるところで見つけてしまうこと。その車を見ている景色の中からより選択するようになった結果に過ぎない。このことは「観察的選択バイアス」と言われる。
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変化を恐れる人は多い。だからできるだけ変化を少なくする決断をしようとする。支持する政党にしても、この偏見が働いていることが多い。問題となるのはほかの選択肢が自分の選択したものよりも悪いと根拠もなしに思ってしまうことにあり、社会改革が進まない要因にもなっている。「現状維持バイアス」と呼ばれる。
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ネガティブなニュースに耳を傾ける人は多い。選択的な焦点がネガティブなニュースをより重要で深刻だと捉える。また、悪いニュースの方が信憑性があるように感じる。このことは「ネガティブ・バイアス」と呼ばれる。
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無意識の内にも人と同じ方向へ動いていく。社会的基準がこうだから、同じようにしておこうとする。これらは何かに収まっていたい、属していたいという欲求から来る。「パレード効果」と呼ばれる。
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自分の頭で自分や周りのことを考えるので他の人も自分と同じだと考えてしまう。これによって他の人は自分と同じように考えるだけでなく、自分の意見に同意するはずだと思ってしまう。「投影バイアス」と呼ばれる。
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人間にとって将来のために今の行動を変えようというのは難しい。将来の痛みがあるとわかっていても今の快感に走ってしまう。「現時点バイアス」と呼ばれる。
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限定された比較対象を用いる。ディスカウント価格そのものを見るよりも差額を見る傾向がある。また価格で高い、中間、安いという選択肢があるとき中間を選ぶ傾向が最も強いことを「アンカリング効果」という。
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1か0 、ある、ないのように物事を二分法だけで考える。例えば、原発反対、原発賛成、善悪のような単純な二項対立で物事を見る傾向がある。結果、対立が解消できないままズルズルと事態が進行していく。本当は二項対立を超えた第三の選択肢を手に入れるチャンスにもかかわらず。「オール・オア・ナッシング・バイアス」という。
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大きな全体の一部にしか注意が向いていない。例えば、目立っている現象、症状にはすぐ目がいくが、その原因、どうやって収束させたいのかには目が行かない。コンテンツには目が行くが、プロセスには目がいかない。「セントレーション・バイアス」と呼ばれる。
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血液型診断を信用してしまう原因のひとつとして、バーナム効果の他にも確証バイアスがあげられている。よく考えてみれば誰にも当てはまる結果だけど、「当たってる!」と思ってしまう。この心理効果を、「バーナム効果」と呼ぶ。「確証バイアス」とはつまり、人は一度何かを信じ始めると、それを確証する情報ばかりに注意が行き、その反証となる情報を軽視する傾向にある。











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by stylejapan | 2014-11-25 02:19 | 生活創造プロジェクト
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