「プロフェッショナル(professional)」とは、「公に宣言する」という意味のラテン語 から来ている。それは社会に奉仕できる自分の専門の知識や技術が何であるかをはっきりさせた人を指す。
ちなみに「大学教授」のことを英語で「プロフェッサー(professor)」というが、これも語源に照らせば、自分の教えや考えを「公に向かって宣言する仕事」と理解できる。
やはり仕事をしていくと、行き詰まったり方向を見失ったりするんですよ。そのときに原点に返る、そういう原点を持っている人がプロだと思います。
ー生物学者・長沼毅さん
与えられた条件をクリアしながら、それにとどまらず、もっと高い答えを生み出すことだと思うけどね。それが本当のプロフェッショナルだと思います。
ーデザイナー・石岡瑛子
言われたことをただやるっていうのは、誰でもできるわけだから、これは仕事とは言わない。少なくともそれは自分は仕事とは思っていないですね。
ーグラフィックデザイナー・佐藤卓
長い目で見ると、自分の得意な形で戦うことが一番リスクが高いんですよ。
ー棋士・羽生善治
好きなことを極める人、好きなことを追い求め、自分が納得するまで追い求める人のことをプロフェッショナルと言うんじゃないかなと思います。
ープロボクサー・長谷川穂積
向上し続ける人ですかね。これがなくなったらプロをやめないとって思ってることが、それなんで。だから、プロフェッショナルというのは、向上し続ける人、と思います。
ー漫画家・井上雄彦
ファンを圧倒し、選手を圧倒し、圧倒的な結果を残す、ということです。
ーメジャーリーガー・イチロー
常に新しいことをやり続けながら、しかしそれが実験が実験ではなくて、人々にいつも心地よいと思うような、そういうクオリティーを確保できる人でありたいと思います。
ー建築家・伊東豊雄
「自分の役割」って人にはあると思うのですけれども、真摯に課せられた役割を果たしていく人で、そしてその為の努力を決して惜しまない人だと思います。
ー高校教師・岡田倫代
自分に厳しいこと。一言で言えば。追求しようと思えば、自分に厳しくないとね。
ー杜氏(とうじ)・農口尚彦
自分の仕事に没頭して、更に上を目指す。今で止まるんじゃなくて、もっと上を目指すということじゃないかなと思います。
ーすし職人・小野二郎
その仕事が好きで、のめりこめる人。中途半端に好きという人にはプロフェッショナルはいないと思う。
ーマグロ漁師・明神学武