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研究者〜本質を探求する姿勢から独創性は生まれる
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研究は楽しんでやるものです。そのかわり、どんな目にあっても自分が正しいと思ったら逃げてはだめです。
私が見い出した理論が国際会議で徹底的にたたかれたことがありました。国際会議で私の理論が認められなくて、牢屋に叩き込まれたような気分でした。しかし、学問にはマジョリティもマイノリティもないはずです。正しいものが勝つ。私は少数派でした。私が言い出したことを他の多くの研究者が認めてくれない、いわば四面楚歌の状況だったのです。孤立状態から脱するのに10年、20年の歳月がかかりました。ついに私たちマイノリティの勝利に終わったのは20年後のことでした。
一つのことを世界に認めさせようとすると10年、場合によっては20年かかることもあるのです。そのことによって食えないこともあり得ると思います。そういう苦労を克服していく忍耐力があるか。それは自分がいかに学問が好きか、研究が好きかということにかかっています。
誰にでもアイデアはあるはずです。問題はそのアイデアを徹底的に追及する力なのです。若い人のみならず、われわれにとっても徹底的に追及する力が必要です。アイデアを追及するためには、最新の情報をたくさん集めなければいけないと思う人がいるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。研究の本質的なところはほとんどの場合、ごくわずかな情報さえあれば結果が出せます。最近の若い研究者の不幸なところは、あまりにも情報量が多いことです。むしろ情報を切り捨てていく覚悟をこれからはしなくてはいけない。どういうものが本質的なものかと見破ることが独創性につながり、その人の研究者としての資質にもなる重要な要素のひとつです。(有馬朗人)





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by stylejapan | 2014-01-31 09:52 | 生活創造プロジェクト
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