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商店街とショッピングセンターとの違い
前にも述べたように、商業政策に影響を及ぼす立場にいる人は商業が何たるかを深く考えてほしい。そのことは義務だと思う。
商店街とショッピングセンターの違いはどこにあるのだろうか?
このことを深く考えてもらいたい。

まずは車で移動していると突然目の前に現れる巨大なショッピングセンターを冷静な目で眺め、様々な商店に彩られた街並みとの違いについて考えてほしい。

前者は閉じられたプライベート空間であるのに対し、後者は開かれた公共空間である。

ショッピングセンターはその面積がいくら広くても、すべてが消費を促すための装置であり、それ以外のどんな方向にも向いていない空間である。
それは短期的な利益の追求に向けての仕組みであり、人々を内に閉じ込めて消費を促すことにしか目的が無い。
ショッピングセンターはこの点において商店街とは大きく異なり、消費以外の多様性を地域という社会空間から取り除いていった。

ここでの多様性とは、「消費以外の方向に向けられている様々な可能性」のことであり、商人家族が生計を営みながらも好奇心のアンテナを張り巡らせて仕事を通じて社会に働きかけながら育もうとしてきた様々な生活文化も含まれる。

ショッピングセンターの進出は、地域社会に消費が文化であると勘違いさせ、さらには地域の多様性を喪失させていった。そしてシャッター通りが全国各地に生まれた。

今でも商業のことを消費を促す仕組み、短期的な利益のみを追求する仕組みとしか理解が及ばない人の薄っぺらな発想によって、ますます地域の公共空間が失われていくことを危惧してほしい。










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by stylejapan | 2013-12-23 00:25 | 地域再生
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