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小手先の発想
先日、ある方の出版記念パーティーに参加したが、ベテランの方々が活き活きされていたことに大いに刺激を受けた。
「モノづくり」も「売れる仕組み」も小手先の発想によるものであれば、長年に渡ってのモチベーションを維持することは出来ないことを再認識した。

アダム・スミスは、「生産者の利益は、専ら消費者の利益増進に必要な範囲内で考慮されるべきである」と、生産者の利益は消費者の利益増進の範囲内に制限されるべきであって、生産者の利益が一人歩きしてはならない。それは生産者の向こう側に消費者がいるのである。さらに、自己の利益の追求が他者の利益や権利を侵害するようなことがあってはならない。お互いに第三者の立場に立ち、あるいは公平な観察者からみて「共感」され、承認されるような公共性を守るべきであると述べている。

消費者、生産者、商業者の小手先で利己的な発想や行為によって生じた社会性の欠落した状況があるのであれば、その修復を試みるプロセスの中で作り手や使い手、あるいは繋ぎ手のプライドが育まれないだろうか。
by stylejapan | 2012-12-09 13:45 | 生活創造プロジェクト
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