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The goal of regional revitalization
日本経済の発展に後れを取ったから地方が衰退したわけではない。
経済至上主義の中で様々な関係性が分断されたからである。
その本質を考えれば、公共事業や企業誘致、大型店誘致によって地方が再生しないことは明らかだろう。
都会から地方へのお金の再分配を期待するような地域エゴもノーセンスである。
これら地方の内向きな発想、しかもしがらみの中での活性化を期待してはいけない。

地方再生は、歴史を逆戻りさせるような発想ではなく、生まれてから死ぬまで充実した人生を送れると期待できる町や村を目指すことが目標になると思う。
便利さを追求して、養鶏場のニワトリのような生活ではなく、多様性に富み人間性を成長できるような町づくり、村づくりが求められる。

そのためには「ムラ意識」、「内向きな発想」を捨てることを大きく掲げ、地域内だけでなく外に向けても、人と人とのつながりを大切にする風土づくりが基盤となるだろう。

その意味では地場産業や商店が自らのファンを獲得していこうとする姿勢も、相互交流のあり方を培っていくという点において意義深いものがあると言えよう。
by stylejapan | 2012-11-14 10:51 | 地域再生
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