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HOMETOWN
自分が生まれ育った場所、住んでいる場所に対して「誇り」を持つことは自然な感情だと思う。
しかし、そのことを外に向けてPRしようとする姿勢には違和感を感じることがある。
内に生じた誇りを他の地域の人に押し付ける背景には何があるのだろう。
それぞれが誇りを持ちつつ、互いを認め合う姿勢こそが正しいことだと感じる。

魅力があるとしたら、それを大切にすることであり、さらに魅力を増すために何が出来るかを思考することではないだろうか。

心理学で「ジョハリの窓」という分析がある。
自分の中には、「公開された自己」(open self) 、「隠された自己(hidden self)」 、「自分は気がついていないものの、他人からは見られている自己(blind self)」 、「誰からもまだ知られていない自己(unknown self)」 の4つの窓があるという分類である。
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これらの窓格子を固定されていないものとして、「誰からもまだ知られていない自己(unknown self)」が小さくなれば、それはフィードバックされているという事を指し、それが人間的成長を意味する。
自分の想いを開示し、その評価を得て、修正や進化の糧にしながら、信頼を得ていくことである。
双方向のコミュニケーションを充実させたことにより、自己開示が進んでいる状況と捉える。

自分が、自分が・・・といった具合に、一方通行型のコミュニケーションでは地方の閉鎖性は改善されないだろうし、本当の意味での地域の再生は遠のくばかりだと思う。
by stylejapan | 2012-10-15 12:05 | 地域再生
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