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「流れ」を推進しているのは「右脳」の働き
前にも述べたが、生活を取り巻く環境も、経済も動的な状況であり、その中で多様な思考や活動を行い、さらに創造的な行動をとることで人は常に新たな存在になることができる。そのためには見聞を広めて、右脳の働きを活発にする必要がある。

地域の活性化を唱えながら、さほど想いもないのに過去の歴史を引っ張り出し、固定的な表現で全体を統合させようとする理屈ぽい発想での活性化策が実を結ばないのは、そのように左脳中心の考え方に起因するのではないだろうか。

活性化へのプロジェクト活動を推進する上で、「フロー/流れ」を途切れさせないことが何よりも大切である。
TEIBAN展や空中大和茶カフェの場合も流れを止めなかったことで、「当初の問題」と「その後の問題」には変化があり、当初は予測できなかったことであるが、問題点が前進的に置き換えられ成長があったといえよう。
これらはプロジェクト内での認識の進歩につながり、改革に向けての「経験」や「新しい価値」の創造といえる。
このような「フロー/流れ」から収穫が生まれることを忘れてはいけないと思う。

流れの中での予期せぬ失敗と成功を体験することで進化していく。
しかし、時としてこの流れを止めようとする人が現れることもある。
こういう流れを推進しているのは「右脳」の働きによることを理解していない人々である。確かに準備段階においては、市場動向の把握や技術分析によってプロジェクトの方向性を決めるが、「左脳」の働きはここまでである。

活動が社会から共感を得るには右脳を活発に働かせるしかない。なぜなら新しい動きに対する社会のアンテナは、感覚、感情によって反応するからだ。理論ではない。顧客にとっての価値も、そのようにして知らなければならない。モノとコトの提案方法が、やがてそれを使うことになる人たちの行動や期待にマッチしているかも、感覚、感情によって知らなければならない。理屈では分析できるものではない。だから理屈によって「流れ」を止めてはいけない。
感情的価値をいかにして創出していくかが、「流れ」の原動力になる。
by stylejapan | 2012-07-05 12:50 | 生活創造プロジェクト
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