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商店街活性化事業
商店街活性化事業とは、地域住民の生活を支える商店街としての魅力を高める行為をいう。
そこでは商店街を公共財的な存在として捉えられているが、商店街を構成する個店は、全体的な統制に影響されず自律的にそれぞれの専門性を発揮しながら利益を追求する独立した経営体である。
このような「個店の集まり」と、地域住民の生活および地域文化を支える公共財的性格があるとみなされる「商店街」の2層構造が商店街問題の理解を難しいものにしている。


これまで個人商店を支えてきた「専門性」と「商店家族と顧客との人的なつながり」は、規模の経済を背景とする量販店のセルフ販売やチェーン店舗の台頭によって急速に衰退し、自己雇用が多い商店家族の崩壊につながり、シャッター通り化を招くことになる。
同時に、そのような昔からの商店家族が減少しチェーン店が増え始めると商店街のまとまりがとれなくなり、古参の商店主達の総論賛成・各論反対の無為な会議が常態化し、商店街の組織的運営を形骸化させている。

従来の商店街活性化事業が共同販促や集客イベント等の商店街全体に向けたものであって、そのことが問題の解決に繋がっていないことを反省しなければ、地域商業のさらなる衰退とともに将来に「買物難民」というつけをまわすことになりかねない。

商店街における魅力の要因は個店が「主」で、商店街全体の印象を「従」とする考え方をもとに、「特色のある個店による多様な商店街づくり」という課題に向けての手法を研究し、確立することが重要であり、求められるのは、個店が本来的にもっている長所をさらに伸ばすことによって、商店街全体を時代感覚、地域環境にダイナミックに適合していこうとする視点である。さらに実質的な活性化につながるのは若い人たちの参入である。新規に若者が加わってくる流れをどのようにつくっていくかに真剣に取り組まなければ街の衰退にもつながることは予測できる。だからといってチャレンジショップではないことを付け加えたい。
なぜなら時代感覚を伴っていない人の発想やセンスを個性を発揮したい人は必要としないからだ。
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by stylejapan | 2012-05-26 10:44 | 商店街の活性化
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