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AIによって形作られた世界で生きることの意味

AIの鍵となる技術はほぼこの一つのことに要約される──言葉、音、画像のどれであれ、言語を操り、生成する能力だ。


# by stylejapan | 2023-05-06 09:50 | 生活創造プロジェクト
歳を取れなくなった時代
80歳でも若々しい人もいるし,65歳ですっかり年寄りじみた人もいる.身体的機能の低下も人それぞれ,みんなちがう」のである.にもかかわらず,私たちは80歳も65歳もお年寄りとか老人と呼んでしまう.同じ15歳違いでも30歳と15歳を同じには 扱わないのに,私たちは老人の世代の相違には鈍感すぎるかもしれない.
 現代は「歳を取れなくなった時代」だと言う.「歳を取る,とは老齢に近づくことであり,壮年期を越えた下り坂の一年,一年を辿り続けること」である.人が歳を取らなくなったとは年相応のイメージの変化を指している.これまでの「60歳にはそれなりの風采があり,70歳には前には見られなかった風貌が備わり,80歳には更に風格」が加わるという年齢のイメージが曖昧となり,年齢の輪郭が崩れてきた.
「還暦を迎えるのは当り前の話であり,古稀に達するのも少しも珍しくはなかった.今の60歳にはかつての60歳の重みはなく,現在の70歳は昔の70歳の威厳」は見られなくなった.良く言えば元気な老人が多くなり,悪く言えば昔の老熟した年寄りを見かけなくなった.
「以前の年齢が備えていた老熟の風格といったものには,幾ら歳を重ねても我々はもう追いつけない.というより,そんなものはとうに失われてしまっている.ここ半世紀ほどの我々の生き方が,なし崩しに昔の老人像を蝕み,崩壊に導いていた」かもしれない.
「年齢にまつわる古いイメージが失われ,より長くなった寿命に関る新しいイメージが生み出される前の端境期に我々は立たされている」北村健太郎

# by stylejapan | 2023-02-19 09:35 | 生活創造プロジェクト
自分を感動させる
同じ時代に生きていても、時代感覚を培える人とそうでない人がいる。
それは自身の進歩に向けて常に考えている人か、考えることを遠ざけている人か、その違いではないのだろうか。
常に考えている人の中でも、自身を感動する場面に出くわすように仕向ける人は時代感覚に優れた人だと思う。

そのような人は、堂々巡りの人生にならないように、新しい考えや感性に触れる努力を怠らない。
常日頃、自身の想像力を鍛えようとする意識の高い人である。





# by stylejapan | 2023-01-25 23:17 | 生活創造プロジェクト
行政組織におけるリーダーシップ/ピーター・ドラッカー
ドラッカーは、行政組織におけるリーダーシップにも言及している。
行政組織においては、勇ましく先頭に立つとか、果敢に人を引っ張るといったことを、リーダーシップと考えてはならない。そこには意義も効果もない。 例えば、奇抜な発想をする行政組織におけるリーダーの過度な主張は、取り巻きを作るだけで、周囲の助言を遠ざけ、組織を萎縮させて自立性を失わせ、進むべき方向を間違えることになる。

有能なリーダーであれば、
まず組織内を見ることを止め、
組織外へ、社会へ、顔を向けることからスタートする。
自らの果たすべき役割を常に住民基点で考え、
そこからなすべきことを自問し、
組織の外、社会をより良くする目的のために働き、
組織の外の人たち、事業者や住民を満足させ、
組織の外、地域社会での成果をあげなければならない。

これが自らの姿勢と能力で可能かを考える。この住民基点の姿勢と行動を忘れたリーダーと内向き組織が、社会で成果をあげることはない。事業者負担、住民負担が増えるだけである。それらが多くの地域で見られる現状である。

行政組織におけるリーダーシップとは、行政組織の使命を達成するために組織能力を最大にし、事業者や住民と膝詰めの対話を繰り返し、その姿勢とそこから生まれた政策から、事業者や住民の自発的な自助努力を誘発することにある。自らではなく、組織の外にいる事業者や住民が自力での成果をあげることを目指して総力で支援することである。これ以外の役割は無い。

これには、まず、事業者や住民の行動に幅広く良好な影響を与えられる、社会的改革を推進するリーダーとしての、より一層の厳しい自己研鑽が必要になる。その基点には、改革の原動力はリーダーにあるのではなく、事業者や住民にしかないこと。

そして、事業者や住民の協働が不可欠な地域社会を良くしようとする取り組みは、事業者や住民から感謝される真摯な行動にしか、事業者や住民の協働が得られる要因はないことを強く認識することである。

ドラッカーは、行政組織は自らのために存在するのではない。社会的な課題を担う社会のための機関である。行政組織の目的は、社会に対する貢献である。その行動の基準は自らの外部にあるとする。 さらに、行政組織への幻滅の最大の原因は、成果を上げていないことにあると語る。

行政組織は、事業者や住民が高いモチベーションを得て、自発的、躍動的に働いてこそ、組織の存在が許されることを忘れてはならない。その原資はすべて、事業者や住民が負担しているのである。必要なのは住民の自発的な自立である。それを引き出す生活目線に立ったリーダーシップと行政組織の「模範的行動」である。そこから得られるのは事業者や住民からの感謝と組織の健全性である。

いったい自分には何が出来るのか?それぞれが、そのように考える、その精神性、哲学によって健全な社会空間は形成されていくはずである。



■地場産業の活性化が上手くいかない考え方、要因
①事業であるのか、産業であるのか、その視点を持っているか
②製品中心の発想・・・効果の広がりが起きにくく、一過性に終わる可能性が高い
③流行づくりを狙っている・・・地域空間が良い方向に向かう過程に意味をもたらさない
④リーダーシップの欠如・・・直面している難題に正面から向き合い、それぞれが役割を発揮しているか、事業者のモチベーションを引き出そうとしているか
⑤古い価値観で縛り、新しい価値観を弱める慣行
⑥なれあい文化=依存心
⑦若者への過度な期待・・・自らは安全領域にいる立場からの無責任な押しつけ
⑧デザイナーへの過度な期待・・・打出の小槌は持っていない
⑨流通の現場に関心が向かない
⑩生活の視点が弱い







# by stylejapan | 2023-01-22 00:09 | 生活創造プロジェクト
セルフメディケーション

世界保健機関(WHO)はセルフメディケーションについて、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」と定義しています。

これまで、「身体の調子がいまひとつすぐれないな」と感じたときは病院を受診し、医師の指導のもとで治療を行うのが普通とされていましたが、軽いケガやちょっとした体調不良については、市販されている医薬品(OTC医薬品)を使って緩和・予防を行うというのがセルフメディケーションの考え方です。

また、日頃から自分の健康状態や生活習慣をチェックすることもセルフメディケーションの大事なポイント。高齢化や生活習慣病の増加が問題になっているいま、自分自身で健康を管理・維持し、受診の手間や費用をおさえるセルフメディケーションの考え方は、国民医療費の抑制にもつながることが期待されています。




# by stylejapan | 2022-05-19 16:42 | 生活創造プロジェクト